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Story | 【公式】オーベルジュメソン|滋賀・何もしない贅沢を味わう籠れる宿 - Part 3

Story

滞在中の楽しみ方を、
周辺のスポットや季節のトピックを
交えてご紹介しています。

夏のメニュー、始まりました

2024.06.28

先日から新しいお料理のご提供が始まっています。

 

アミューズ
・本日の果樹 ブラータチーズ
ハモンセラーノ

 

前菜
・鮪 フルーツトマト パプリカのペペロナータ

 

パスタ
・宝牧場 みるく豚 万願寺唐辛子 タリアテッレ アラビアータ

 


・紅ズワイ蟹 甘鯛 冬瓜のズッパ

ソルベ
・本日のソルベ

 

メイン
・近江鴨 地元野菜 トリュフとマルサラワインのソース
又は
・滋賀県鹿ロース 地元野菜 アドベリーソース

アップチャージ
・近江牛 地元野菜 トリュフとマルサラワインのソース

 


リゾット
・滋賀県鮎 酢橘 〆リゾット

デザート
本日のデザート

「ゆるい」ものが好き

2024.06.28

  

先日、MIHO美術館の古代ガラス展へ行ってきました。
(会期はすでに終了しています。)

※写真はヨーロッパ各地でわたしが撮りためたゆるいものたちです。

 

そこで思ったのは、わたしは手作りの「ゆるさ」が好きだということでした。笑

繊細に作り込まれた作品もそれはそれで素晴らしいと思います。

しかしながらわたしが惹かれるのは、手作りならではの「味」のようなもの。

展示されていた作品は紀元前のものも含まれるので、
その当時は機械で大量生産するという選択肢が無かったわけですが、
人の顔や動植物をモチーフに描かれたものや作られたものがどれも個性豊かでかわいらしいのです。

ヨーロッパでは今でもこのような「手」で作られる価値が大切にされている気がします。

一方で日本は「均一であること」が良しとされ、
作り手の個性のようなものが出しにくい文化なのでは無いでしょうか?

信楽のたぬきの置物でも表情豊かでゆるい雰囲気のものがあっても良いのになとわたしは思います。

わたし自身は、目に見えるような作品や商品を作るわけではありませんが、
わたしならではの「味」や「温度感」を感じてもらえるようなおもてなしをしていきたいと思いました。

 

・追記
先日蓬莱マルシェで、アフリカ現地で作られたお洋服を販売されている方がいました。

その服は型紙を取らずフリーハンドで作られているため一つ一つサイズがまちまちなのだとか。笑

店主の方は「それぞれサイズが違うからこそぴったり合う方が現れるんです。服と運命の人が出会うのをいつも楽しみにしています。」
とおっしゃっていました。

そんな風にハンドメイドの個性を楽しんでいけたら良いですね。

 

写真の中で一つだけ買って帰ってメソンに置いてあるものがあります。

どれでしょう〜??

ワインと料理のペアリングを皆で体験♪

2024.04.28

4月4日よりメソンのお料理が “The One” として一本立てでご提供することになりました。

若きシェフが今一番お召し上がりいただきたい食材を使って、美しく丁寧に表現いたします。

 

そのお料理に合わせたワイン(ペアリングとして泡・白・赤の各一杯)を、

京都イタショクさんのご協力の元に試飲&試食会を行いました。

以前、私がワインを飲み始めた頃、違いがわかるにはどのようにすれば良いですか?

と問うた事があります。

 

その答えは、「とにかくいろんなワインを飲んでみること!」でした。

 

幸い、当時フランス ワインでお世話になっておりましたカーヴド 海老名さんから

様々なワインをご紹介いただき飲み比べを重ねていきました。

 

それもあって、私はどちらかというとワインを単独で飲む愉しみを覚えたような気がしています。

 

しかし、イタリアでは食事あってのワイン。

ワインとのペアリングはとても大切な文化なのだとお聞きしました。
イタリア ソムリエ協会でもペアリングを訓練する授業が全体の1/3をしめるのだとか。

 

今回は、事前にメニューを見て泡白赤をそれぞれ2種類ずつご用意いただいたき、

どちらがお料理により合うかをそれぞれの舌で確かめ、議論しあいました。

 

その結果、今回”The One” とともにご提供するペアリング ワインは、

 

《泡》 キュヴェ ナディール”ヴェルディッキオ デイ マテリカ スプマンテ D.O.C
マルケ州 品種:ヴェルディッキオ 100% 

 

《白 》ランゲ リースリング D.O.C
ピエモンテ州 品種:リースリング レナーノ 100%

 

《赤1》 ランゲ ネッピオーロ D.O.C
ピエモンテ州 品種:ネッピオーロ 100%

 

《赤2》 ヴィーノ ノービレ モンテプルチャーノ リゼルヴァ
トスカーナ州 品種:ブルニョーロ ジュンティーレ(サンジョベーゼ)85%他

 

と、どれも個性的な美味しいペアリングとなりました。

 

お料理を通じて、三杯では物足りないお客様には、お気に召したワインをグラスワインとして追加でオーダーされるほどのペアリングに仕上がりました。

 

“The One”は、二ヶ月ほどでメニューを変更致します。

 

それに伴ってこれからもこのようにスタッフとともに、研鑽を重ねていく予定です。

 

ぜひ、お試しください!

ペット同伴可能なお宿に泊まるのはちょっと不安、抵抗があるという方へ

2024.04.15

(写真:比良別邸)

オーベルジュメソンでは、「ペット連れ専用のお部屋」というものはありません。

(スーペリアルームは完全に同伴不可です。それ以外のお部屋はペットを同伴しても良いし、しなくても良いということになっています。)

 

その為、衛生面や騒音などへの不安があるお客様もおられるのではないかと思います。

私自身も宿泊先を探す際、子連れということもあり、そのようなお宿を選ぶことをためらってしまうことも事実です。

 

しかしながら、メソンではそのご心配は全くない、むしろそれで宿泊をやめてしまうのはもったいない!と伝えるためにブログを書きました。

 

ペットを受け入れることになった経緯は父が以前ブログにしていましたので、一部抜粋させていただきます。

 

 

”私たちがメソンを始めた時は、ペット連れ不可の宿でした。そのまま3~4年続けていると、ログコテージに宿泊されたお客さんから「犬を飼っているんだけれど、今となっては家族同然で、自分達が旅行に行くたびペットホテルや人に預けるのはしのびない、一緒に連れてきてはダメだろうか」という要望がありました。

 

話を伺っていると、当時ペット可の宿は施設も食事もひどいもので、ペット可にしないと集客に困りそうなところばかりだと。
Mesonでくつろぎながら、美味しい料理を食べつつもペットと一緒に過ごせたら、という要望でした。

 

私たちは困惑しつつも、「家族の一員としてのしつけを受けているワンちゃんであれば…」という言葉を添えて恐る恐る受け入れてみました。

 

「これだったらなんとかやっていけるかぁ」
こんなことで、ペットを受け入れる宿として予約を正式に受け入れることになります。”

 

 

私たちは、ペットをお連れになるお客様から1頭につき3,300円の施設使用料を頂いています。
その費用と時間を最大限使って、徹底的な清掃を行い、臭いを取り除いております。

 

また、「ベッドやソファには直接載せない」など、ペットをお連れのお客様には規約に必ず目を通していただき、ご協力いただくことで、備品やお部屋の清潔な状態を保つことができています。

 

また、ペットの吠える声に関しては、それぞれのお部屋が独立しているため、すぐ横のお部屋にペットがいる、という状態が起きません。

本館ダイニングへのご同伴もお断りしているため、お食事の際にペットがいることもありません。

 

そのため、皆様に静かで穏やかな時間をお過ごしいただくことができています。

(写真:本館ダイニング)

 

普段ペット連れのお宿を利用されるお客様からも、「清潔で匂いがまったくしない!」と驚きのお声を頂いております。

口コミにもしばしばご投稿いただいていますので、よろしければご覧ください。

オーベルジュメソンGoogle口コミページ

 

メソンは、その建物、お料理、サービスや周辺環境、すべてが共鳴しあい、他にはないお宿であると感じています。

私(と口コミを書いてくださったお客様)を信じて、ぜひ一度ご来館ください。

 

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仕入れ先巡りへ行ってきました 滋賀編

2024.02.10

最近、ご予約に余裕がある日を活用して、日頃お世話になっている会社や店舗を訪問させていただいています。

滋賀県内については、湖西と湖東の2度に分けてスタッフで伺いました。

 

湖西では、

農家の「ひら自然菜園」さん

オーガニックコスメショップの「Organic herb center」さん

湖東では、

トマト農家の「ファームケイ」さん

農家の「継ノ農園」さん

鮎の「木村水産」さん

はちみつ酒醸造所の「ANTELOPE」さんへ伺いました。

(湖西に住む人間にとってはびわ湖大橋を渡ることは一大イベントなので、欲張ってたくさん回らせていただきました。笑)

 

訪問させていただいて感じたことは、滋賀県が恵まれた環境にある、ということです。

「オーベルジュ」はそもそも、自然豊かな田舎で、その土地でとれた美味しい新鮮な食材を使ったお料理を提供する、泊まれるレストラン、というジャンルのお店ですので、地元である滋賀県の食材を出来るだけ使いたい、という気持ちがあります。

これまで長きにわたって、滋賀県の美味しいもを探し続けて来ましたし、石塚シェフが来てからは、さらに熱心に食材探しをしてくれています。

 

今回の訪問で共通して感じたことは、「お水の良さ」です。

メソンでも、お客様に「お水が美味しい」と言っていただくことがありますが、あまり今まで注目したことがありませんでした。改めて、滋賀県の自然豊かな土地柄の恩恵である「水」の重要さを感じました。

 

特にファームケイさんは、水脈の上に畑があるそうで、そのお水で育てられたトマトは、これまで味わったことがないほど甘くて美味しいのです。この理由で、トマト嫌いのお子さまをあえて連れてこられるお客様もいるそうです。

少し話は変わりますが、「お水」をテーマとする話として、印象的だったのは、継ノ農園さんで伺ったお話です。

一般的にハウスで野菜を育てる場合、効率よく水やりをするために、スプリンクラーを使われることが多いそうです。

しかしながら、継ノ農園さんでは、毎日手で水を撒いておられます。それは、その日の天候や、気温、野菜の種類や状態によって、水の量やタイミングを見定めなければならないからです。

様々なことが機械化されていく中で、「水やりが出来るようになるには10年かかる」という言葉がとても印象に残りました。

ウィーンに住んでいた両親は、「向こうは水が違うから、日本のカレールウを使っても美味しくならない」と言います。

滋賀の恵まれた水は、メソンのお料理も一層美味しくしてくれているのだと思います。

そんな恵みをこれからも大切に守っていかなければならないということを、改めて感じた日でした。

 

以下は、スタッフによる各店舗ごとのショートレポートです。

 

ひら自然菜園さん担当:スタッフ(た)

メソンから、車で10分。

『ひら自然菜園』さんでは、無農薬で、年間50種類ほどのお野菜が育てられています。

その新鮮なお野菜は歯応えがあるのに、硬くなく、噛めば噛むほど味がします。

特に、ほうれん草は驚くほど甘く、初めての味に感動しました。

 

そんな美味しいお野菜が石塚シェフのコースでも堪能できます。

ぜひ皆さんもお気に入りを見つけに来て下さい。

 

■Organic herb centerさん担当:スタッフ(

比良に新たな施設、オーガニックハーブセンター(OHC)が誕生しています。

植物療法士、そして調香師でもある山本 真理さんが主宰されており、ここではオーガニックハーブの生産・加工・販売をされています。

 

彼のルドルフ シュタイナーが提唱したバイオダイナミック農法を用いて栽培されているとお聞きしましたが、さぞかし生き生きとエネルギーに満ちたハーブであることが伺えます。

パヒュームが一番人気なのだそうですが、面白いなと思ったのは、通常のOnの場面に纏う香りというより、Offになる為の7種類の香り作りをされているとか。

 

その展開も、パヒュームのみならずハーブティーや入浴剤に同じ香りを使うことで本来の自分自身を目覚めさせる作用があるようです。

 

私も早速ほしくなりました!

(写真は7種類の香りのものとは異なります。)

 

山本 真理さんは、農業の高齢化や耕作放棄地にも思いを馳せこれからのハーブ作りを展開されようとしています。

ワークショップなどもされているようなので、ぜひ覗いてみてください!

 

■ファームケイさん担当:スタッフ(ユ)

日野のジュエリートマトの農家の、ファームケイさん。
メソンの朝食のサラダを彩る、かわいくてとてもおいしいトマトをつくられています。

 

はじめてシェフの料理として見たとき、そのトマトがあまりにきれいでおどろき、私は感激しました。

納豆菌など、人がそのまま食べても害のないようなものだけを肥料に使おうとたくさん試行錯誤され、無農薬で栽培されています。

  
ハウスではトマト狩りもできるそうです。私はトマトが好きで、色とりどりのトマトが輝くハウスはとても美しい場所だと感じました。オーナーの井狩さんはトマトが嫌いで、こわくて食べれないそうです。

お話を聞きながらハウスでいただいたトマトは、よりいっそうおいしく、今でもあのときの感覚を覚えています。スーパーのいろいろなトマトもおいしいですが、ファームケイさんのトマトはとくべつな輝きがあります。

 

■継ノ農園さん担当:スタッフ(た)

先日、スタッフでお邪魔させて頂いた愛荘町にある『継ノ農園』さんは、微生物活性の土壌改良と減農薬による持続可能な農業をされています。

 

自然の摂理に習った森の環境が、野菜に独特な美味しさを与えていて、

野菜それぞれの味が葉の1枚からも伝わってきました!

 

土壌の大切さを感じる園内では、長い棒を差し込むと、1メートル以上、土の中に吸い込まれていったことに驚きました。

私たちの体にも食べ物がどれだけ影響するかを改めて感じ、食の大切さを考えさせられた時間でした。

 

木村水産さん担当:シェフ

滋賀県彦根を拠点にする木村水産様に見学に行かせて頂きました。

こちらの木村水産様は誇り高い鮎の養殖を手掛けおり、その透明で澄んだ水と、丹精込めた管理により生まれる鮎は、シェフたちの信頼を集め、数々の名店で賞賛されています。

まだ稚魚の状態でしたが、丹念に育まれており、加工場や出荷所など幅広く見させて頂きました。

春から夏にかけての旬の時期には、新しい料理コース「THE ONE」で、木村水産様の鮎を楽しめる予定です。ぜひお越しください。

 

新しい冬のコースが始まりました

2024.02.09

先日より、新しい冬のコースのご提供がスタートいたしました。

今回は”The Meson”のコースの中からいくつかのお料理をピックアップしてご紹介いたします。

 

まずアミューズでは、地元の新鮮な卵と、冬の旬・紅ズワイ蟹を使ったスフォルマート(イタリア茶碗蒸し)がお楽しみいただけます。
地元で人気のこだわり卵に、肉厚な大黒しめじと百合根を入れ、スフォルマートに仕立て、ジューシーな紅ズワイ蟹とコンソメを使った旨みたっぷりのソースで仕上げました。

  

 

続くお料理は、鮪と滋賀湖西で収穫された根菜のピクルス、上質な唐墨、柑橘の八朔を合わせた贅沢な味わいの前菜です。
唐墨の旨みと塩気に根菜ピクルスや水々しい八朔のフレッシュな酸味を調和させた彩り豊かな一品に仕上げております。

 

メインには滋賀県が世界に誇るブランド牛の近江牛サーロインをシェフこだわりの火入れでミディアムレアに仕上げています。
ひら自然農園の無農薬野菜をオリーブオイルと塩でシンプルに味付けした付け合わせと熟成黒ニンニクと粒マスタードを合わせたコクと旨みたっぷりのソースでご用意しております。

 

このほかにも旬の厳選食材をふんだんに使ったお料理全7品のコースとなっております。

こちらのメニューは4月1日までのご提供予定です。

厳選された素材が織りなす華やかな料理をお楽しみください。

 

■「Seasonal」コース 全6皿

前菜
地元野菜と魚介のマリネ 
カッポンマーグロ仕立て

温前菜
白子のフリット 
カリフラワーとプロシュート

パスタ
雲丹と浅利のスパゲッティーニ


本日の鮮魚と冬キャベツの包み焼き

メイン
牛タンの赤ワイン煮込み
地元野菜のオーブン焼き

デザート
本日の自家製デザート

 

■「The Meson」コース 全7皿

アミューズ
紅ズワイ蟹 「比良」利助さんの卵 スフォルマート

前菜
鮪 ボッタルガ 根菜のピクルス

パスタ
雲丹 浅利 スパゲッティーニ


オマール海老 甘鯛 近江蕪のズッパ

お口直し
本日のソルベ

メイン
近江牛 地元野菜 熟成黒ニンニクとマスタードのソース

デザート
本日の自家製デザート

 

※メニュー内容は予告なく変更になる可能性がございます。

 

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仕入れ先巡りへ行ってきました 京都編

2024.01.20

最近、ご予約に余裕がある日を活用して、日頃お世話になっている会社やお店を訪問させていただいています。

先日は、京都のほうへスタッフで伺いました。

 

その日回らせていただいたのは、

お肉の「銀閣寺大西さん」

お魚の「大寅」さん

フランスワインの「CAVE de EBINA」さん

イタリアワインの「イタショク」さん

ウェディングドレスの「Ginza Couture NAOCO」さんです。

 

銀閣寺大西さんと、大寅さんでは、実際のお仕事場を見学させていただくことが出来ました。

そこで一番印象的だったことは、こんなにも「人」が作業しているんだ!ということです。

 

これまでの私は、マグロや牛を何かハイテク機器にいれると、「ポン!」とお刺身やお肉のスライスの形に変化するような勝手なイメージを持っていました。(笑)

ところが実際に見てみると、たくさんの従業員の方が、「職人」とも呼べるような細かい手さばきで、食べられる部分と、骨や内臓などの食べられない部分に切り分けておられました。

「マグロの解体ショー」は、ただのショーではなく、全部のマグロに対して行われているんだ…ということを、恥ずかしながら初めて知りました。

(厳密に言えば、違うかもしれませんが…)

そしてもう一つ、今回はそういった現場を実際に見ることはありませんでしたが、人の口に入るために、「失われている生命」があるということも忘れてはならないと、改めて感じる機会ともなりました。

 

また、全体を通して感じたことは、もっとそれぞれの方と活発にコミュニケーションを取っていきたい、ということです。

どこへ伺っても、私たちの質問に対して丁寧に回答頂き、それぞれの分野に対する興味がとても強くなりました。

私たちが扱っている商品について、より多くの情報を得ることで、お客様へご提供する際にもよりその商品を楽しんでいただけるお手伝いが出来ると思います。

せっかく、それぞれの分野に長けている方とコミュニケーションをとる手段があるのなら、これからもこまめに連絡をとり、より深い知識を身に着けていきたいと思いました。

 

以下は、スタッフによる各店舗ごとのショートレポートです。

 

 

 

■イタショクさん担当:スタッフ(た)

今回、メソンにイタリアワインを入れて頂いている、京都のイタショク様にスタッフで行かせて頂きました。

 

興味深いお話が聞けて、とても有意義な楽しい時間を過ごすことができました。

 

今月の25日からメニューが変わるにあたって、ペアリングのお話。

どうやってお料理に合わせるかというコツの一つとして、ワインを調味料として考えるという方法を教えて頂きました!

 

よりワインを知る為のコツや、ワインのルーツ、ヴィンテージのものも見せて頂き、さらにワインに興味を持つことができました。

 

■大寅さん担当:シェフ石塚

朝5時、滋賀県を発ちメソンのスタッフで冬の寒さ漂う京都魚市場の見学を楽しんで来ました。

 

新鮮な魚介類が溢れ、活気のある市場に早朝から刺激を受け、次の新たな料理メニューのアイデア検討中です。

 

海の幸とイタリアンの融合、楽しみが一杯です。

 

CAVE de EBINAさん担当:オーナーふうか

フランスワインをご提供していただいているのは、御所の南にある「CAVE de EBINA」さんです。

 

一日のスケジュールの都合上、開店前のお時間に伺ったのですが、快く対応いただき、お店の中を見学することが出来ました。

 

コンパクトな空間の中に、ワインが所狭しと並べられ、ワイン好きにはとても魅力的な店内です。

 

京都の老舗の旅館にも卸しておられる海老名さんですが、一般の方のご利用も可能です。

お店に立ち寄るときっと気さくに相談に乗っていただけると思います!

 

■銀閣寺大西さん担当:スタッフ(な)

お肉の仕入れ先、銀閣寺の大西さんへ見学に行ってきました。

社長さんが自ら目利きし、月間100頭もの牛を購入。
そのあと、加工場にて解体。
とても大きな塊肉(その時に見たのは300㌔の塊がいくつもぶら下がってました!)が、

職人さんの手作業により、部位ごとに切り分けられていきます。
また、骨を取り除く作業は、慎重な作業で黙々と作業を進めている職人さんに見入ってしまいました。


部位ごとに分けられたあとは、真空にして、お店などに届けられます。
ミンチやこま切れの製造過程は、なんとなく想像できますが、さらに裏の裏の加工場、解体作業を見学できたのは、とても良い体験になりました。


創業当時より、安心・安全・良質なお肉をお客様にお届けするべく、日本だけではなく、海外へも幅広く展開されています。

 

思いを形にすること その②

2023.12.21

前回のブログの続き?にはなりますが、最近思いを形にすることの大切を感じたこと、2つ目は義祖母の米寿のお祝いです。

 

今回、たまたま都合がつけられたので、夫のおばあちゃんの米寿のお祝いに参加させていただく機会がありました。

義理の祖母を中心に、その子供たち、孫世代、ひ孫世代まで、総勢11人が集まってのお祝いでした。

 

それぞれ独立して遠方に住んでいるので、個々に実家に帰ることはあっても、みんなが一度に集まることはなかなかありません。写真が趣味のおばあちゃんが、嬉しそうに家族の写真を撮ってまわっていたのが印象的で、良い日だったなとしばらく余韻に浸ったほどでした。

 

今回は長女にあたる義理の叔母が中心となって企画してくれたのですが、「お母さんの米寿をみんなでお祝いしたい」という思いを行動に移し、改まった機会を設けるということの大切さを感じました。

 

きっと私たちの日常には、大なり小なり改めて思いを伝えるチャンスはあるのだと思います。

これからの時期だと、クリスマスやお正月、バレンタインなど…理由は後付けでも良いのかもしれません(笑)

言い換えれば、そんな機会は意識しないといつまでも来ないのです。

 

「今がチャンス!」と思ったとき、その機会を逃さずに身近な人への思いを形にしてみる。

人生の中で、そんなことがけっこう大切なのではないかなと感じます。

 

メソンには「記念日お祝いプラン」があります。

このプランで、特別な日をお祝いしていただく、というだけでも素敵なのですが、私たちはさらに一歩、お節介として、「お相手の方へメッセージを書きませんか?」とお声がけしています。

 

「思い」を表現する方法は様々ありますが、「言葉」で表現することがやはり一番伝わると思っているからです。さらに、代筆ではなく、お客様ご自身で書かれた文字である、ということが、さらにその価値を高めると思います。

 

普段なかなか形にしない「思い」を、文字にして伝えてみてください。きっとそのカードは相手にとっての宝物になると思います。

 

 

米寿のお祝いのお花は、当館でのオーダーもお願いしている、mihoさんに依頼しました。

いつも素敵なお花をご用意いただいています。

 
 
 
 
 
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思いを形にすること その①

2023.12.16

最近、思いを形にすることって良いことだなーと思うことが2度ありました。

 

1つは、「口コミ」を意識するようになってからです。メソンをご利用頂いたお客様から口コミを頂くと、もちろん嬉しいし、「こんなところを喜んで頂いたのだな」と新たな発見をすることも多いのです。

 

そこで、何かのお店に伺ったときやサービスを受けた時に、私もお礼を伝える気持ちで口コミを投稿するようにしてみました。

そうすると、お店の方からもお返事を頂き、コミュニケーションを取ることで、ただの「お店の人」と「お客さん」という関係から、一歩だけ近づいたような気持ちになれたのです。

 

また、せっかくいいお店に出会えたら、他の人にも行ってもらって、お店が続いてほしいと思います。しかし、私が直接、「ここのお店よかったよ!」と伝えるだけでは限界があります。その一方でオンライン上にある口コミは、これから利用を検討している不特定多数の人たちに見てもらえます。それってお互いにとってウィンウィンなのでは?と気が付きました。

 

「推しは推せるうちに推せ」とよく言いますが、皆さんも「推せる」お店に出会えたら(それがメソンだと嬉しいですが)、短くても「口コミ」を投稿してみてはいかがでしょうか?

 

その②につづきます…

 

 

「どこに口コミを投稿していいのかわからない」という方へ

(わたしもつい先日までそうでした。)

 

何かの予約サイトを使われたのなら、そこに投稿をすることもできますが、

実店舗があるお店なら、グーグルマップへの投稿が出来ます。

Google マップでクチコミと評価を追加、編集、削除する

 

ちなみにメソンの口コミのリンクはこちらです。

よろしくお願いします!笑

 

 

体重増減物語

2023.11.30

ウイーンで暮らした1年半で、僕の体重は10キロ減った。
「日本のご飯でないと受け付けない」と、強く感じていたわけではない。
また、ダイエットしなくちゃとも思っていたわけではない。
当時を振り返ると、少しずつダメージが蓄積した結果なのかもしれないと思うようになっていた。

 

どうも要因はこのあたりにありそうだ。
①水が違う
②食材が違う
③大皿料理を作らなくなる
④物価が高い
⑤結果として食事量が減る
⑥よく歩く

 

①水が違う
移住時の荷物に、日本のスーパーマーケットで売られているカレールーを持参した。日本では常用していたものだが、それを使ってカレーライスを作るのだが味が全く違う。おいしくないのだ。
お茶、出汁なども、やはり味がずれている。
「味覚は大雑把」を自認しているのだが、どれもおいしいと思えない。
②食材が違う
野菜・肉・魚、多くは日本で売られているものとは少しずつ違う。
一番閉口したのはキャベツ。どれだけ煮ても焼いても、筋っぽさが抜けない。お好み焼きではおなじみの食材だが、何回目かには白菜に切り替えた。
もちろん安くて同じような味・触感のものはある。カリフラワー、インゲン類は多用した。
肉は薄切りはなく、ほとんどが赤み肉でそれがほぼ塊で売られている。メニューが思いつきにくいのと、どの肉も多少動物臭がある。
オーストリアは海がない内陸国なので、普通のスーパーに鮮魚はほぼない。大型スーパーや市場にはあるのだが、鮮魚はかなり高いし、それを生かす腕がない。
③大皿料理を作らなくなる
そんな中で日々自炊をしていると、メインの肉あるいは魚に付け合わせのワンプレートという洋風メニューが定着してきた。つまり、一人分の食事を夫婦分2皿だけ作るということになってきたのだ。
日本にいた頃は娘がいたので、数種類のおかずを大皿でというスタイル。したがって、個人の分量は「満腹になったらおしまい」という判断にゆだねられていた。
④物価が高い
オーストリアの人口は、大阪府民とほぼ同数。とても小さな国だが、一人当たりGDPは、日本よりはるか上にあり、ヨーロッパの中でもかなり豊かな国に位置する。ここで住んでいると、日本の収入も物価も安いことが、日本の活力を奪っているのがよくわかる。
そんな中でウイーンのスーパーマーケットの価格もレストランも、そんな日本人の感覚すると高い。今の異常なほどの円安を勘案すると、物価全般に、日本の2倍といっても過言ではないのではないか。それほどオーストリアの収入は日本に比べて高いのだ。
⑤結果として食事量が減る
結果としてウイーンでの食事の分量は、減少傾向にあったのだと思う。つまり年齢にふさわしい量になっていたのだと思う。
⑥よく歩く
ヨーロッパの車の標準は、左ハンドル、右側通行。日本の事情の真逆。だから、最初から自家用車を購入することは想定していなかった。
ウイーン市内は、地下鉄・トラム・バスがとてもよく整備されている。最も安い30日パスを購入すると、1日0.6ユーロ(約100円)で乗り放題になる。日々の暮らしはこれで十分。
ドアからドアまで車で移動する田舎よりも、公共交通機関中心の都会の暮らしは歩数が断然多くなる。私たちには通勤・買い物などが、適切な運動になったのだろう。

 

日本に戻って、半年で体重は移住前に戻った。原因は単純で、食事も運動も移住前に戻ったということだ。60歳を前にしてウイーンで暮らし始めたのだが、長年蓄積された味覚が1年半では覆せなかったということなのだろう。

 

オーストリアへの移住には、ポイント制の申請資格が必要だった。語学力や職能・職歴などでポイントが加算されるのだが、年齢もその対象だった。若ければ若いほどそのポイントは高い。申請時の私の年齢加算はゼロだった。

その判断は、ある意味正解なのかもしれない。