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ライブラリーの蔵書から | 【公式】オーベルジュメソン|滋賀・何もしない贅沢を味わう籠れる宿

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滞在中の楽しみ方を、
周辺のスポットや季節のトピックを
交えてご紹介しています。

わたしの本の選び方

2026.06.27

「読みたいけど、何を読めばいいか分からない。」
書店で本棚の前に立ち尽くしたことはありませんか。

 

最近、周囲に話を聞くと、
そういった悩みを抱えている人が意外と多いことが分かりました。

 

一方で、わたしには読みたい本が常に大量にあります。

 

ほぼ毎日読んではいるのですが、「読みたい」と手に取る数が上回ってしまい、
我が家の本棚はまさしく「積読」状態が永遠に続いています…笑

 

確かにメソンのお客様でも、
ライブラリーに来てはみたものの、
何も手に取らずにお部屋に帰る方がいます。

 

手前味噌ではありますが、
わたしにとっては夢のような空間であるライブラリーが、
どれを読むか迷っているうちに分からなくなる、
というように、活用されていないのかもしれないと気がつきました。

 

そこで、私がどのように本を選ぶかを書き記すことで、
少しでも皆さんのお役に立てればと筆を取りました。

 

そもそもなぜわたしが、躊躇なく本に手を伸ばすようになったのか。
振り返ると父の影響が大きいように思います。

 

父はライブラリーの蔵書のおよそ80%を選んでおり、
学生時代から「月にいくらは本に費やす」と決めていたほど、
本と共に人生を歩んできました。(たぶん)

 

家族で古本屋に行くと、いつもレジに10冊近くタワーのように本を積み上げていました。

そして私にも「(100円コーナーやったら)何冊でも良いで」と言ってくれたように思います。

 

この経験のおかげで、「失敗しても100円やし」と開き直り、次々と本を手に取れるようになったのかもしれません。

 

そんなわたしが、どのように本を選んでいるのかをいくつか挙げてみます。

 

①見た目
これは何度も失敗もしてきましたが、
わたしは基本的に見た目が好きな本しか読みたくありません。笑
美的感覚が近い著者とは文章の感覚も近い気がするからでしょうか。

 

好きな画家の方が装画を担当された、
好きなデザイナーの方が装丁を担当された、
それだけでわたしにとって「手に取ってみたい」と思うに十分な理由になります。

 

ライブラリーにある本では、北澤平祐さんのイラストによる新装版の若草物語がおすすめ。
元は150年以上前の本ですが、表紙が可愛いとなぜか読む気になりませんか?

若草物語 1&2』(ルイザ・メイ・オルコット,谷口 由美子)|講談社

 

②推しのことを知りたい
普段、本を書くことを仕事としていないような、
女優さん、料理研究家の方、Podcast配信者などが、
エッセイを出されていると気になります。

 

どんなことが好きで、何を大切にする人なのか、
推しの取るに足らない日常を垣間見ることが出来るのはエッセイの魅力ではないかなと思います。

 

ライブラリーにある本では、女優片桐はいりさんの「わたしのマトカ」がおすすめ。
やっぱりちょっと変なんだ!と笑えたり、フィンランドに行きたくなったりします。

わたしのマトカ (幻冬舎文庫)

 

③人におすすめを聞いてみる
「すぐおすすめを取り入れてくれるよね」と
褒めてもらったことがあるほど、
言ってしまえば「人に影響されやすい」性格のため、
本のおすすめにもすごく影響されます。

知人友人のおすすめもそうですが、
コンテンツとしてまとめられているものとしては、
鈴木保奈美さんのTV番組「あの本、読みました?」
Instagramアカウント「ステレオリンチの本棚」
ときどきチェックしています。

 

ライブラリーにある本では、祖母とのイギリス旅行をまとめられたエッセイ「祖母姫ロンドンへ行く」は、
まさに鈴木保奈美さんの番組を見て買った本で、おすすめです。

祖母姫ロンドンへ行く書籍


 

メソンではただいま7月末まで、梅雨のおこもり「読書旅」プランを販売しています。

通常の宿泊料金のまま、
・鹿レザーの栞
・2時間のチェックアウト延長(12時まで)
・オーナーからのおすすめ本たち
が含まれるプランです。

 

メソンのライブラリーには、小説だけではなく、エッセイや暮らしの本、旅の本、漫画まで様々な本があります。

 

「普段読まないジャンルに出会える」のも、旅先の読書の楽しさかもしれません。

 

家ではなかなか読めない一冊が、旅先では驚くほど進むことがあります。

 

窓の外の森を眺めながら、時間を気にせず本を開く。
そんな時間を味わいに来ていただけたら嬉しいです。

 

・「読書旅」プランについて詳しくはこちら

・このプランで予約する

 

 

ええかげん論

2023.07.21

「コロナ、政治、気候…不安は尽きねどもまずは日常を整える。その智恵がここに。正解は、いつも同じではない。けれど、自分のコンディションを整え、「今・ここ」を感じていれば、おのずと「ある一点」がわかるようになる。料理から、そして保守や仏教の思想から、それぞれに「ええかげん」を探求してきた二人による、自立して豊かに生きるための「ええかげん」論。」

(ミシマ社「本の詳細」より)


料理評論家の土井善晴さんと、思想家の中島岳志さんによる対談形式の本です。

テレビに出演されていた時の、朗らかな笑顔と関西弁が印象的だった、土井善晴さん。

どんなことを考えながらお料理をされるのだろうということが気になって手に取ってみました。

 

本の中で目に留まったのは、こんな言葉でした。

「料理する人は、日頃忙しい、学校や会社に行ってはる人たちに、「春になったよ」って知らせてあげられるということですね。」

 

私はメソンの中で「料理をする人」ではないけれど、「新しい季節の訪れを感じてもらう」ということは、

お客様に対するおもてなしの一つなのではないかなと思いました。

それは、都会にあるホテルよりも、田舎にあるオーベルジュの方がきっと得意な分野だと思います。

 

例えば今、メソン周辺をお散歩していると、だんだん日が長くなっていく中で、カエルの大合唱が鳴り響き、梅雨がそろそろ終わるのかなー?と思わせてくれます。

私たちが日常で感じている季節を、お客様にも感じていただくには、どんな事が出来るのか、そんな想いを大切にしながら、暑い夏を迎えたいと思います。

 

(今回の写真は季節感が出るよう、屋外で撮ってみました。

私は写真を撮ることが好きなので、まずは写真から、皆さんに季節を感じてもらえたら、と思います。)

1か月に3万円、本を買っていた頃。

2020.04.23

大学生の頃、1か月に3万円の本を買うことを、自分の義務にしていた。

 

当時、京都にある仁和寺と嵐電・御室駅をつなぐ一本道にある、

トイレ・台所共同の下宿屋の4畳半に住んでいた。

下宿代は月13,000円。食費は1日1,000円以内と決めていた。

学費は出してもらうが、自分の生活費は自分でなんとかするから、

仕送りを止めくれていいと、大学2年の頃宣言した。

 

3万円の本代というのは、

これから先、自分はどう生きていけばいいのか皆目見当が使いないが、

「人のために役立つ人間になりたい」という希望を実現させるための、

自分への課題だったのだ思う。

社会はどうなっていて、どうしていけばより良くなるのか。

ものすごく知りたかったのだ。

そのせいか、この頃からフィクションはほとんど読まなくなる。

(今でも読みません)

 

下宿代13,000円+食費30,000円+本代30,000円=73,000円

これ以上の収入を、1か月で稼がないといけない。

 

この収入を支えてくれたのが、病院の宿直のアルバイトだった。

時給制だったのか、一晩いくらだったのか、金額に関する記憶はない。

それでも、一晩で1万円程度もらえていたように思う。

1か月に10日ぐらいバイトに入れば、10万円にはなるのだ。

 

夜6時ごろから朝の8時ころまで。

14時間ほどの拘束だが、大学の授業やサークル活動には、

あまり支障がなく、とても都合がよかった。

 

仕事は多様だ。

外来患者さんの送迎、関連診療所からの「検体」の回収、

常勤スタッフ帰宅後の診療時間外の外来の受付、会計。

往診の運転手兼助手など。

警備の役割も担っていた。

今思うと、本来資格が必要なことまで、仕事をしていたのかもしれない。

 

ほとんど、寝るだけの日もあれば、一睡もできない夜もある。

それでも大学卒後、そのまま就職しなかった時期の僕にとっても、

生活を支えてくれるとてもありがたいバイト先だった。

 

いま、オーベルジュメソンのライブラリーには、当時の本はほとんどない。

自宅に眠っている。

今その本をみると、「熱すぎる」のだ。

この熱さは、メソンのお客さんにとっては意味不明だ。

ライブラリーにあるのは、その後の少し落ち着いてから読んできた本だ。

 

ここしばらく、本をほとんど読まなかったが、

あまり仕事がないので、この一週間で手元にあった下記の本を読み出した。

「里海資本主義」 井上恭介・NHK「里海」取材班 角川出版

「戦後政治を終わらせる」 白井聡 NHK出版

「考えないヒント」 小山薫堂 幻冬社

「レイヤー化する世界」 佐々木俊尚 NHK出版

「佐藤可士和の打ち合わせ」 佐藤可士和 ダイヤモンド社

「左翼はなぜ衰退したのか」 及川智洋 祥伝社

「養老孟司の大言論 1」 養老孟司 新潮社

「養老孟司の大言論 2」 養老孟司 新潮社

 

近いうちに、何冊かはライブラリーに並ぶかもしれません。  

 

お気楽!歌舞伎座の楽しみ方。

2019.08.03

年に何度か、仕事で東京へいくことがある。

 

仕事ですべての時間を費やすわけではないので、

それ以外の時間をどう楽しむかは大切なテーマだ。

 

最近、欠かさないのは歌舞伎座へ出向くこと。

ただ、その日の公演をすべて見ようとすると、3時間を超えてしまう。

「仕事の合間に」というわけにはなかなかいかない。

 

「歌舞伎美人」という歌舞伎の公式サイトをよく見ると、

https://www.kabuki-bito.jp/

「一幕見席」という当日自由席がある。

https://www.shochiku.co.jp/play/theater/kabukiza/makumi/

当日の演目のうち、一幕だけを1000円~2000円程度で見られるのだ。

チケットの販売は、当日だけ。

それぞれの演目の開園時間の少し前から販売が開始される。

椅子席約90名、立見約60名、合わせて約150名の定員。

 

玉三郎のような人気の演者が登場するような演目もあったが、

これまで座れなかったことはない。

 

イヤホンガイドを借りれば、初めての演目でも、

舞台で何が行われているのかは理解できる。

 

これからもちょくちょく通うことになりそうなので、

「入門書」として買ったのがこれ。

「歌舞伎の解剖図鑑」 

絵と文 辻 和子(株式会社エクスナレッジ)

本業はイラストレーターだが、

子どもの頃からの歌舞伎好きが高じる。

歌舞伎の味方、歌舞伎の家、演目など、

この一冊でかなり「わかった気」になれる。

これもメソンの一部です。

2019.05.16

「日本科学技術大学教授 上田次郎のどんと来い、超常現象」

上田次郎・著 学研

 

 

「読む」ことよりも、まず「買う」こと、

ここに「ある」ことに意味がある本がある、と思う。

 

この本は、ぼくにとってまさにそうだった。

買った時点で「たぶん読まないだろう」と思っていた。

やっぱり今でも読んでないし、

これからも読まないだろう。

 

 

堤幸彦監督による2000年から14年間にわたる、

ドラマ・映画によるシリーズ「トリック」。

登場人物である超常現象研究家・上田次郎氏(阿部寛)による

生い立ち、教授になる道のりが書かれているらしい。

(私は知らない…)

 

このシリーズ。

1955年生まれ、名古屋育ちの堤監督の、

その世代と育ち丸出しの独自のギャグが次々繰り出されながら、

えせ超常現象による事件が解決されていく物語。

 

10歳ほど年下ながら、名古屋周辺育ちの僕にはぴったりの

「自分のなかにも眠っている」おもしろなセンスながら、

その「おかしさ」は子供世代にもとても新鮮に映っていたようだ。

 

 

 

誰かの家を訪れた時、

本棚をみると、その人の頭の中を覗いてみたようでおもしろい。

 

メソンのライブラリーも、

基本的に私たちが読もうと買った本が並んでいるので、

そんなふうに興味をもってながめていただいても

間違いはない。

 

 

だからこそ、「どんと来い、超常現象」はここにあることが必要なのだ。

ほかの本には表現できない、

私たちの、ある側面が確実に表現されているのだ。

 

何年たっても、読まないけど(笑)。

 

 

 

 

 

樂家当主が綴った、茶室の建築日記。

2019.04.28

「茶室をつくった。」

淡交社  樂 吉左衛門・著

 

 

 

滋賀県にある美術館といえば、

「滋賀県立近代美術館」「MIHO MUSEUM」「佐川美術館」といったところか。

 

「滋賀県立近代美術館」は、全面建て替えのため休館中なのだが、

工事費の値上がりのため、予算繰りができず、

着工のメドが全くたたない、というかなり寂しい状態だ。

 

さて、この本。

佐川美術館に、2007年に建てられた茶室の5年にわたる建築記録。

設計をした千家十職・樂家15代吉左衛門氏の日記やメールのやりとりを、

まとめたものだ。

 

この本を読んだのは、何年も前のことだが、

メソンを始めて何回かのリニューアル工事を経験してきた僕にとっては、

かなり衝撃的だった。

 

「ん~、建築ってこんなに緻密に向き合わないといけない世界だったか…」

 

客室などを考える際、

どうしてもデザインと機能を優先して考えがちだ。

でも大切なのは、「なんのための客室か」だと思ってきた。

その上で、デザイン・機能なわけだ。

 

この考え方は正しいと思うが、

「なんのため」の思考の膨大さに驚く。

 

氏は「もともと始めから完成への設計図など持ち合わせぬ、

まるで即興演奏のような思考とアイディアのスイングに頼って推し進めてきた

そのやり方は、茶わん作りと変わらぬ生来のもの」だという。

 

なにもないところに「即興」が成り立つわけもなく、

即興演奏には、「広大な問題意識と膨大な知識の蓄積」なのだと思う。

つまり、日ごろからいろんなものを見聞きし、

ちゃんと考えていることが必要なのでしょう。

 

 

「ハナレ」の部屋を作る際、キーワードの一つに

「茶室」が出てきていました。

 

もしかすると、この本に影響を受けていたのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

ビル・エバンス!

2019.02.10

「ワルツ・フォー・デビー」

ピアノ/ビル・エバンス

 

1961年、ニューヨーク「ヴィレッジ・ヴァンガード」で、

録音されたジャズトリオのライブ。

観客の笑い声・拍手はもちろん、グラスの中の氷の音まで聞こえる。

 

ジャズの世界に初めて触れたのは、大学1年の頃。

あるとき同学年の友人が住む、「一つ星寮」という風変わりな名前の下宿へ。

夜に訪れた彼の部屋は、うす暗い照明、香が焚かれ、音楽が静かに流れていた。

そして酒。

これまでのぼくの育った環境には、何ひとつなかったものが、そこにはあった。

「なんだここは!」

 

その時流れていたのが「ワルツ・フォー・デビー」。

とても落ち着けた。

「これが大人の世界か…」

 

それから40年近く。

ビル・エバンスのCDは、20枚ほどある。

ジャンルは様々だが、数百枚あるCDの出発点はここにある。

 

今でもぼくにとってのベストなCDは、これかもしれない。

大学に入った意味のひとつは、このCDとの出会いだったともいえる(笑)。

 

「大人な音楽」の入口、ジャズの入口として、ふさわしい1枚。

なかでも1曲目「マイ・フリッシュ・ハート」がすばらしい。

 

 

神の眼を持つ写真家

2019.02.10

「Genesis ジェネシス(起源)」(Taschen)

セバスチャン・サルガド

 

なんと、500ページを超える写真集。

この人を知ったのは、3、4年前の映画館のチラシから。

ヴィム・ヴェンダース監督「セバスチャン・サルガド 地球へのラブレター」という

ドキュメンタリー映画だった。

 

調べてみると、ブラジルの報道写真家で、環境運動家。

戦争・労働・地球などをテーマにした、

有名なカメラマンのようだ。

 

閉所に行くと息苦しくなるぼくは、映画館にいく気にはならないのだが、

掲載されていた写真に強くひかれた。

しばらく、この人を忘れてしまわないように、

このチラシは冷蔵庫にはっつけておいたのだが、

期限切れの扱いをうけ、いつしかなくなったいた。

 

しばらくして、東京の某デパート。

ブラジルフェアのようなイベントの一角に、

この人の「genesis」が。

「おー。とうとう出会ってしまった!」

だが、あまりの重厚さに、買って帰る気にはなれず、

別ルートで入手したのだ。

ちらっとでも、中を見ていただきたい。

 

ある瞬間が訪れるまで、膨大な時間を費やす人だけに備わる

「神の眼」が実感できるはずだ。

 

 

メソンスタートの著。

2019.02.08

「インターネット的」(PHP新書)

糸井重里・著

 

「メソンは、IT産業です」と、ことあるごとに言い続けてきた。

 

この本が発行されたのは、2001年7月。

私たち夫婦が、メソンの土地・建物を購入したのが2002年7月。

(前オーナーから中古物件を買ったわけです)

 

発行の頃、ぼくは京都で印刷出版業の会社に勤めていた。

オタクな世界だったパソコン通信から、インターネットへの移行期で、

関連業界の周辺は、インターネットの登場で、紙媒体や本はこれからどうなっていくのか、

という予測が激しく行われていた時期だ。

 

ぼくの仕事は、組織や個人がもっている情報を、

ある目的を実現するために再編集し、媒体へ落とし込むことだと思っていたので、

「媒体が違うだけでやることは同じ」なんてぐらいに思っていた。

 

この本が出版される少し前に、いわゆる「ほぼ日」が立ち上がっている。

当時は文字通り、糸井さんが毎日更新する「日記」のようなものだけがあるようなサイトだった。

「とにかく様々な人たちが行きかう『にぎわい』をつくるんだ」というようなことを語られていたことが記憶にある。

 

広告に予算を組めないメソンの創業時代。

どんなサイトを作るかだけが、死活のかかったテーマだったわけだ。

以来、糸井さんの発言や行動を、「存亡」をかけてときどきに見続けてきた。

 

「誠実であること」

これが僕にとっての最大の「教え」かもしれない。

リノベーションの素。

2019.02.03

「Things We Made ローマン アンド ウイリアムスの軌跡」(グラフィック社)

 

上の写真を見つけたのは、去年の始め。

「ログコテージ」の工事に入る前、

プランの最終の詰めをしているころだったか。

 

飛行機に乗るのがとても苦手。

できれば家に籠っていたい僕(妻は対照的な人間です)が、

2年に1度は大きなリノベーションを繰り返すプランのイメージをつくる基にするのは、ネットの画像検索だったりするときも。

その時に出てきたのがこのお店。

 

トラディショナルからインダストリアル。時代や地域。

様々なものが融合したデザインが、とてもメソン的な感じがしたのだ。

 

ハリウッドで美術監督としてキャリアを積んだのち、

ニューヨークを拠点にデザイン会社を設立。

この店舗は、初めてオープンした自身のショップ。

オリジナルデザインの家具・雑貨や、フラワーショップ、カフェを併設する。

 

「この人たちの作品集が出版されているらしい」という妻の言葉に促され、即座にオーダー。

この冬開始する、小さな工事の素はここからなのです。