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ご予約

Information

オーベルジュメソンからのお知らせです。

8月のご予約は6月1日から

2023.05.18

8月のご予約は、

6月1日木曜日の10時30分受付開始予定です。

 

8月は、2日(水)、9日(水)、17日(木)、23日(水)、30日(水)がお休みです。

必ず、ご予約前にご利用ガイドをお読みください。

https://www.meson-box.com/guide

 

【今後のご予約受付】

9月は7月1日土曜日の10時30分

10月は7月31日月曜日の10時30分

11月は9月1日金曜日の10時30分

を予定しております。

 

皆様のご予約をお待ちしております。

2日前の午前中までとさせていただきます

2023.05.12

オーベルジュメソンはありがたいことに、以前に比べて、非常に多くのお客様に来て頂けるようになりました。

それに伴い、これまでご予約は前日の12時までお受けしておりましたが、
「2日前の12時まで」とさせていただきます。

ご理解のほど、宜しくお願いします。

利用上限に達したため販売終了しました

2023.05.02

利用上限に達したため販売終了しました

 

追記【※ご注意ください】

ご利用上限に達した為、4月14日に販売終了いたしました。

未発行分の割引は一切できませんのでご注意下さい。

人数が増えた場合も、増分は割引対象外です。

 

※3月24日以前にご予約の方は対象になりません

 

■期間:6月30日まで延長(30日チェックイン、7月1日チェックアウト)
    ただし、4月29日~5月7日(5月8日チェックアウト)は除く。
    ※実施期間中でも事業予算額に達した際は終了となります。

■予約開始:3月24日(金)から

■既存予約は割引対象外となります。

■上乗せクーポン:
 5000(円/人)以上の宿泊商品に
 ①~3月30日(木)宿泊まで(3月31日(金)チェックアウトまで)
   1人1泊あたり2,000円
 ②3月31日(金)宿泊~6月30日(金)宿泊(7月1日(土)チェックアウトまで)
   1人1泊あたり1,000円の上乗せクーポンが提供されます。

 3月31日(金)からは、これまでの公式サイトに加えて、一休.comでの販売についても
 上乗せとなります。

■STAYNAVIのクーポンは3月27日(月)12:00から発行開始予定です。

 

全国版旅行支援『全国版 今こそ滋賀を旅しよう』をご利用の方法

 

①対象期間の日程で、ご希望のプランをご予約ください。

当サイトのすべてのプランが補助の対象となります。

※地域クーポンは、リージョンペイを使用した電子クーポンとなります。

 

ご予約はこちらから

 

②下記STAYNAVIマイページのログイン画面(割引クーポン発行ページ)に移動し、

全国版 今こそ滋賀を旅しよう!の宿泊助成の手続きを行ってください。

 

◇STAYNAVI マイページのログイン画面(宿泊割引クーポン発行ページ)

https://staynavi.direct/login


※予算が上限に達した場合は、宿泊割引クーポンを発行することが出来ません。

この場合割引の適用は出来ませんのでご注意ください。

予約後直ぐに宿泊割引クーポンの発行をお願いいたします。

 

③チェックイン時にフロントでSTAYNAVIで発行された宿泊割引クーポンを提示することにより、割引が適用となります。

 

※宿泊割引クーポンは印刷してお持ちいただくことをお勧めいたします。

※スマートフォンなどの画面の提示でも有効です。

※チェックイン時に参加者全員の身分証およびワクチン接種証明書などの提示も必要です。

 

必要書類など詳細につきましては、こちらのサイトをよくお読みください。

◇全国版 今こそ滋賀を旅しよう!公式ページ

https://imakoso-shiga.jp/

 

3月24日以前にご予約済みのお客様はお取り直しが必要です。

ご予約のお取り直しに関するご注意事項

ご予約のお取り直しをされる場合は、以下の内容を事前によくご検討いただいた上で

お手続きいただくことをお勧めいたします。

 

■ 現在のご予約のキャンセルに伴い、キャンセル時期によっては、当館で設定した各プランのキャンセルポリシーに基づき、

キャンセル料が発生する場合がございます。

あらかじめ現在のご予約のキャンセルポリシーをご確認ください。

https://www.meson-box.com/archives/1199

■ 現在のご予約のキャンセル直後に他のお客様のご予約が入った等の理由により、同じ条件で再度ご予約いただくことができない場合がございます。

 ご予約の取り直しはキャンセル後、なるべく早急にお願い致します。

 

 

当面、営業を休止いたします

2023.04.29

ランチは月に数日のみ営業をしております。

※写真はディナーメニューです。

 

当面の間、ランチ付きプランを含む、

ランチの営業を休止いたします。

 

営業再開の際は、こちらでお知らせいたします。

 

誠に勝手ではございますが、ご理解のほど、宜しくお願いいたします。

お料理について

2023.04.29

5/11から、モダンイタリアンへ。

 

オーベルジュメソンは創業以来、地元食材を大切にしたクラシカルなフレンチ「里山フレンチ」として、好評を得てきました。

1989年生まれの若きシェフを迎え、2023年5月11日から「里山イタリアン」として、新たな挑戦を始めます。

新シェフは、尾張徳川家御用達・名古屋最古の料亭で、また京都では、近代日本画の先駆者の旧私邸で、それぞれのレストラン部門を歴任。調理部門のトップも務めてきました。

その土地を代表する歴史と文化を、そして日本の四季と旬を、モダンイタリアンと融合させながら、料理を作りあげてきた経験をもちます。

そんな彼が「自分が生まれた土地・素材で料理をつくりたい」という思いからメソンと出会います。(ちなみに彼の実家は、メソンから車で10分ほどのところにあります!)

同級生が手掛ける自然野菜。土地勘を生かした山菜やたけのこ。琵琶湖の漁師とのつながりなど彼にしかできない、食材、との出会いがあります。

その一方、田舎の小さなオーベルジュだけでは作ることのできない、これまでの彼の経歴で培ってきた日本と世界の生産者たちとの広いネットワークも存在しています。

その両者を生かしながら、オーベルジュメソンの「おいしいこと」にこだわった、料理をこれまで通り提供し続けていきます。

 

下記のメニューを基本として、各グレードにふさわしいメニューをご準備させていただく予定です。

「地方×美味しい」の新しい表現

生産者との繋がりを活かし、旬の物を最も美味しい状態で手に入れる事が出来る生産地だからこそ味わえる極上のイタリアン。

コース1
前菜
・近江鴨のロースト
・近江野菜のバーニャカウダ
・鮮魚のマリネ 有機トマトのズッパ

パスタ
・牛テールのラグーソース 
ペコリーノロマーノ


・鮮魚と雲丹のグラチネ ビスクのソース

メイン
・近江牛サーロインのグリル 
 レフォールとマルサラのサルサ
または
・鹿肉のロースト アドベリーのソース

本日のデザート

オーベルジュメソンは、これまで以上に、皆様のご期待に応える料理を提供してまいります。
ご期待ください。

オーベルジュメソン スタッフ募集中

2022.04.07

料理長の募集は終了しました。

比良の森の中に静かに佇む隠れ家のような宿。それがオーベルジュメソン。

 

周りにあるのは、季節の移ろいを感じさせる美しい樹木たち。鳥のさえずりや心地よい葉ずれの音。そんな自然豊かな環境と、アメリカ人クラフトマンが組み上げた重厚な建物を味わってもらおうと、開業以来ずっと “何もしない贅沢” という旅のスタイルを提案してきました。

 

オーナーの渡辺さんご夫妻がメソンを始めて今年で20年目。ご夫婦は縁あってウィーンへ移住することが決まり、新オーナーを引き継いだのは長女の風香さん。

これからのメソンをどうしていくか。地域の中でどんな価値を生み出していくか。

新しいチームで未来を創っていくため、料理長候補、経営・店舗運営マネージャー、宿泊施設・レストランのサービススタッフなど、新生メソンのコアメンバーとなる人材を募集しています。

 


優雅なひとときを提供するオーベルジュとして

大津駅周辺から車で約30分。バイパスを通って比良ランプで下りると、目の前に雄大な琵琶湖が広がり、思わず「うわぁ!」と声をあげそうになる。そこからさらに比良の森の中へ入って行くと、もともと別荘地だったエリアだけあって樹木の間に素敵なお家が点在している。

 

なかでもひときわ目を惹く、おしゃれなエントランスゲートを発見。ここが1日5組限定のオーベルジュメソン。オーベルジュとはフランス語で「料理が自慢のホテル」「宿泊施設を備えたレストラン」という意味。その土地ならではの食材を使った美食に舌鼓を打ち、ゆったりとした時間を過ごせるのが魅力だ。

迎えてくださったのは、オーナーご夫婦と長女の風香さん。まるで遠い異国を訪れたような、重厚でクラシカルな雰囲気のレルトランルームで、まずはメソンの歴史についてお伺いした。

ご主人「もともと私たちは京都に住んでいたのですが、子どもが生まれてからもっと自然豊かなところに住みたいと思い、このあたりで土地探しをしていました。その時に迷い込んだのがこの建物だったんです。ここはもともとアメリカから資材を輸入してアメリカ人のクラフトマンが建てた本格的なログハウスで、初代オーナーは中国人、2代目オーナーはアメリカ人女性と日本人男性のご夫婦でした。

初代オーナーの頃から宿泊施設でしたが、私たちが2代目オーナーと出会った頃にはなかば休眠状態。前オーナーから「君たちここをやってみないか?」と声をかけてもらったのがきっかけです。

私はそれまで会社員、妻は歯科衛生士で、自営業の経験も宿泊業や飲食業の経験もありませんでした。でも自分の住むこの地域で自立したいという思いはあったので、ここを買い取り、再スタートさせようとしたのが今からちょうど20年前です」

 

今でこそ、北比良には定住されているお家やおしゃれなお店もあるが、当時は閑散とした別荘地。家は数えるくらいしかなく、お店は皆無。営業しているのはメソンだけだった。そんな状態だったから、ここを買うと決めた時、周囲の人たちからは「やめたほうがいい」という反対意見がほとんどだったという。

 

奥さま「でもね、この建物の雰囲気がすごくいいでしょう。自分たちもとても気に入って、個人の所有物にしてしまうより、たくさんの人が出入りできるオープンな場所にしてあげないと、と思ったんです」

 

ただ、この建物を買ったはいいが、使い道まで考えていなかった。さまざまな案を考えた結果、ウエディングから始めることにした。

 

奥さま「2代目オーナーのお手伝いをされていたスタッフさんがウエディングをするならサポートしますよと言ってくださって、できるかどうかわからないけどやってみようと。それでまずブライダルフェアを開催したら、けっこうな組数のカップルが見学に来てくださって、次の春にウエディングする方も5組決まった。それなら素人料理ではなく、プロの料理人がいるねということでシェフを雇って本格的にスタートしました」

 

ご主人「メソンという名前は前オーナーから引き継いだものですが、それまではオーベルジュと名乗っていませんでした。でもウエディングを始めて、シェフを雇ってレストランも営業することになってから、私たちが目指すのはこれかもと気づき、オーベルジュを名乗るようになったんです」

 

 

比良というエリアで育まれた感性

「オーベルジュメソン」と名乗り、目指す方向性は定まった。しかし先ほども言った通り、当時この周辺には何もなかった。琵琶湖バレイも白鬚神社やメタセコイア並木も今みたいに観光客がこぞって訪れる場所ではなかったのだ。

 

ご主人「じゃあどうしたらわざわざここに来てもらえるか。まずは美味しい料理がなによりも大切。そしてここで過ごすことを目的にするような旅のスタイルを創り上げるために、客室を一つひとつリニューアルしていきました。またライブラリーを作ったり、コーヒーメーカーやCD/DVDプレイヤーを置いたりして、ここでゆっくり過ごすことができる仕掛けを考えてきたわけです」

美味しい料理を食べて、ゆったりと贅沢なひとときを過ごす。まさにオーベルジュのスタイルを追い求め、この20年間エネルギーを注ぎ込んできたという。

そして「ウエディング」と「オーベルジュスタイルの宿」という事業の2本柱がしっかり安定してきた頃、観光雑誌に「比良」が特集されたり、「かんじる比良」というイベントが開催されたりと、地域にも少しずつ集客力がついてくるようになった。今では比良や近江舞子一帯が関西から近いリゾート地として観光客に注目され、移住者の憧れの地にもなっている。

ご主人「紆余曲折がありながらも、初代オーナーの時代から今まで40年以上メソンが存在し続けてきたことはこの地域にとって何らかの影響力があっただろうし、私たちは地域に支えられながら経営できていることに感謝しています。今はエリア自体の魅力も高くなってきて、移り住んでくる人たちも素敵な人たちが多いですし、とてもいい状態になっていると思いますね」

 

何もしない贅沢を味わう、籠もれる宿

 

一通りメソンの歴史と現状をお聞きした上で、今度は風香さんに客室を案内してもらうことに。

まず初めは、本館2階にある和モダンスタイルのスーペリアルーム。

こちらは天然木の温もりを活かした洋風のリビングに、市松模様が美しい琉球畳の和室を組み合わせた設えで、肩肘張らずゆったりと寛げそう。

 

お次は、森に包まれた完全独立型のコテージ「比良別邸」。重厚感あふれるログハウスに、センスのよいインテリアや家具が配され、ここに住んでみたいと思うくらいの心地よさ。大きな窓から眺める緑は絵画のようでもあり、心癒やされる風景になっている。

 

そして次に案内していただいたのは、同じく森の中に佇む「ログコテージ」。驚くほど大きな丸太に、本物の石の意匠が印象的な建物だ。ロフトもあり、2世帯でご利用されるお客様も多いとか。

 

最後は、「本館ハナレ」へ。こちらは本館内にありながら専用玄関が用意され、プライベートな私邸の雰囲気が感じられる。「向かい合う部屋」をコンセプトに大きなテーブルも設けられ、上質な料亭に来たよう。コースは里山フレンチだが、この部屋では日本酒を頼まれるお客様が多いというのも納得だ。

 

スタッフにも心地よく働いてもらいたい

 

さて、ここまでの話でメソンがどんな場所かわかっていただけただろうか。

ここからが本題。「メソンで働くこと」について着目してみよう。今回の募集は、料理長候補から経営・店舗運営マネージャー、宿泊施設・レストランのサービススタッフまで幅広いが、現在はどんなスタッフさんが働いておられるのか聞いてみた。

 

ご主人「常勤の方もパートさんもいらっしゃいます。ほとんどがメソンから半径5キロ圏内に住んでおられる地元の方ですね。今回も半径5キロ以内の方に来てほしいとまで言いませんが、この比良エリアの価値みたいなものを理解されている方がいいなと思っています」

 

なるほど。お客様と接する上で、このエリアの魅力を知っているというのは強みになるだろう。

勤務時間や働き方はどんな感じですか?

 

奥さま「常勤の方は朝食からチェックアウト、ベッドメイキングまでしてお昼休憩を取り、チェックインまで担当する早番と、チェックインから夕食までを担当する遅番がいます。パートさんは一人ひとりご都合のいい時間帯に来てもらっていますね」

 

ご主人「料理長は現在1名で、朝食も夕食もウエディングもすべてやってもらっています。でもそれは現料理長の希望でそうしているので、彼が退職した後、新しく入られる方はまたその方の希望・力量によって働き方は変わってくると思います。2人体制になるのもかまいません」

働き方はその人の希望や適性によって臨機応変に。1日5組のこぢんまりした宿だからこそ、一人ひとりの希望に沿いやすいのかもしれない。またメソンが週休2日だというのも特筆すべきポイントだ。

 

ご主人「宿泊業ってどうしても長時間労働になりがちで、休みにくいイメージがあると思うんです。そこで私たちは3~4年前から営業日を週5日にしました。これには選択肢が2つあって、1つはスタッフを増やして365日営業にする。もう1つはスタッフを少数精鋭にして営業日を減らす。私たちは後者を選んだわけです。それは私たちの想いをしっかりスタッフに共有したいのと、心地よく仕事をしてもらいたいから。だから冬休みも2週間きっちり取ってもらい、海外などに出かけてリフレッシュできるようにしているんですよ」

 

メソンには、「高いレベルの仕事をするためにはスタッフ自身がいつも気分よく、リフレッシュしていることが大切」という思いがある。確かに、客室はとてもきれいに清掃され、髪の毛1本落ちていなかった。森の中にあるのに敷地内はきちんと手入れされ、庭を楽しめるようになっていた。調理や接客もきっと素晴らしいんだろうなとたやすく想像することができた。

 

事実、世界最大級の旅行プラットフォームであるトリップアドバイザーでは、2013年から2019年までの6年間、小規模ホテル部門・ファミリー部門・ベストサービス部門といったいくつのカテゴリーで日本のトップ20にランクインしてきた。メソンの考える“高いレベルの仕事”はしっかりとお客様にも評価されているのである。

ご主人「旅には必ず主催者がいるんです。その人が一緒に旅しようと声をかけるのは、その人にとって大切な存在。そして漠然と、いい時間が過ごせたらいいなぁと思って来られる。そこで私たちがいい時間を過ごしていただくために何ができるかというと、お客様を常に“快”の状態にし続けること。美味しい料理、きれいな客室、丁寧な接客、快適な設備…。もしどれかが少しでも欠けたら不快じゃないですか。だから、どの仕事も高いレベルで維持し続けることが、私たちにとって重要なんです」

 

奥さま「黒子に徹しながら、旅の主催者が考えるいい旅ができるようにサポートする。それが私たちの仕事ということです」

しかし、オーナーが思う“高いレベル”と、スタッフが思う“高いレベル”は違うかもしれない。

それを一致させるために社員教育をされることは?

 

奥さま「特別なことはしていません。コロナ禍の前にはみんなで食事することもありましたけど。どちらかというと私たちが教育するより、お客様がスタッフを育ててくださるんです。うちではお客様ごとのカードを作っていて、そこにスタッフが引き出したお客様の情報を書いています。また各客室に置いたノートには、お客様が自由に感想を書いてくださっています。そういうダイレクトな声から、お客様に喜んでいただいた成功体験を積み重ね、励みにしているのだと思いますね」

 

これからも時代に合わせてアップデートを

 

ところで、2020年4月にメソンを引き継いだ新オーナーの風香さんは今後についてどう思っているのだろう。また20年もの間、ご両親の仕事を間近で見てきて、どんな思いを抱いていたのだろうか。

 

風香さん「もともとメソンを継ごうと前向きに考えていたわけではありません。でも不思議とイヤだとも思っていなかったんです。それは両親が私から見ると楽しそうに働いていたからですね。それで大学在学中の20歳の時、両親から「メソンを継いでほしい」と手紙を渡されたのをきっかけに、卒業後ここで働くことを決め、今に至ります。最近になって妹の優夢(ゆめ)もいっしょに仕事をしています。

私はここで生まれ育ったので、以前は価値を全く見出していませんでした。ただの田舎だと思っていたんです。でもスタッフとして働くようになって、お客様から「ここは本当にいいところですね」という感想をいただくことが多くて。そうなんだな~って(笑)、少しずつ比良という場所やメソンの価値に気づき始めたんですよ」

 

これからのメソンの展望はありますか?

 

風香さん「今は目の前のお客様が喜んでくださるのが一番で、まだ展望のようなものは考えられていません。でも両親が時代に合わせてメソンを成長させてきたように、私もこれからのメソンを創っていきたい。一人では無理なので、新しく入ってくれるスタッフみんなと一緒にメソンを盛り上げていけたらいいですね」

 

ちなみに、「メソン」とは英語で「中間子」という意味がある。これは紀元前・ギリシャのアリストテレスの倫理学で、徳の中心になる概念として「中庸」を挙げたことが語源となっているらしい。かたよることなく、調和がとれている「中庸」をもっと端的にいうならば、「良く生きるために大切なこと」とも言い換えられるだろう。

 

比良の中間にある宿として、これからも地域とともにあり続けるオーベルジュメソン。ここには旅行者にとっても、働く人にとっても良く生きるために大切なことが詰まっている。自分らしく誇りを持って働きたい方、新しいメソンを一緒に創っていきたい方、地域に貢献したい方にぜひ注目してもらいたい。

 

 

(2021/7/13 取材 和泉華織)

 


 

 

《オーナーから一言》

 

おいしい料理、ゆったりとした時間、居心地のいい空間。
さらなる高みを、一緒につくり上げられる人たちと仕事ができることを願っています。

オーベルジュメソン(有限会社 森の生活)
代表 渡辺風香

 

募集職種・雇用形態・給与

 

  • 料理長候補 正社員 募集は終了しました。

※1名 2023年春 料理長に就任いただきます。料理は和・洋を問いません。
料理長就任まで、必ずしもメソンで働いたいただく必要はありません。(応相談)
年俸制 力量に応じて300万円から600万円程度(支給実績あり)
年棒の1/12を月々支給します。
定期の賞与はありませんが、業績に応じて臨時賞与あり(支給実績あり)

 

(2) 経営・店舗運営マネージャー 雇用形態は自由

※若干名
オーナーの全般的なサポート業務
宿泊・ウエディング・レストランの運営に必要な仕事全般
マーケティング・ブランディング・デザイン(店舗・グラフィック・WEB)・WEB制作・ウエディングプランナーなどの経験者優遇

上記の職務を一人で賄えなくても構いません。

雇用形態も、正社員・パート・アルバイト・外注(業務委託)など、

募集いただく側の希望職種と希望勤務時間などに柔軟に対応します。
正社員の場合、年俸制240万円から(可能な職種の幅と力量に応じて考慮します。)
年棒の1/12を月々支給します。
定期の賞与はありませんが、業績に応じて臨時賞与あり(支給実績あり)

 

(3) 宿泊施設・レストランのサービススタッフ、客室の清掃業務

パート・アルバイトなど。
時給1,000円から(一定レベルに達するまでの試用期間あり)

勤務地

滋賀県大津市北比良1039-45

待遇・福利厚生
・業績に応じて昇給実績あり
・社会保険(健康・厚生・雇用・労災)
・通勤手当(上限 月10,000円)

休日・休暇
週休二日制
冬季休暇(連続10日程度の実績あり)

 

選考プロセス

まずは、職歴のわかる書類を添付の上、渡辺風香宛てにメールでコンタクトください。
info@meson-box.com

料理長候補・マネージャーの選考の際には、希望の職種に応じた実技試験があります。

キャンセルポリシー

2021.04.22

当館では、どのような理由であれ、

キャンセル料につきまして、特別な対応は行っておりません。

 

キャンセルポリシー通り、10日前からご宿泊料金の50%、2日前から100%を頂戴いたします。

 

ご利用ガイド

台風や積雪などの悪天候や、緊急事態宣言等の移動制限、ご自身やご家族の発熱など、

どのような場合であれ、変わりません。

 

ご予約の延期等の対応も行っておりません。

 

それは、そのご予約のために、食材の発注、料理の仕込み、スタッフの確保、お部屋の確保等の準備がすでに始まっており、

これらがすべてキャンセルによって無駄になってしまう為です。

 

お電話等でご相談頂きましても、こちらの対応を変更することはございませんので、

ご自身でキャンセルのお手続きを進めて頂けますと幸いです。

 

 

他のお客様との接触がご心配な場合、当館ではお部屋食のご利用が可能なお部屋がございます。

ログコテージ、本館ハナレ、比良別邸です。

該当のお部屋が空室の場合、ご移動頂くことは可能です。

 

ご希望であれば、お部屋でのチェックイン・チェックアウトも可能ですので、

私どものスタッフ1名~2名以外に、誰とも会わないでお過ごしいただくことができます。

 

(お部屋での過ごし方についてはこちらをご参照ください。)

「籠れる宿」の過ごし方

 

または、お知り合いをご紹介いただいても構いません。

 

ご予約を続行いただき、ご宿泊されることをご検討ください。

オーナーを交代しました

2020.04.18

こんにちは、ふうかです。

 

突然ですが、この度、私はオーナーになりました。

 

このブログを読んでおられる方は

2021春。ウィーン移住への記録」を

読んでいただいている方も多いと思いますが、

その中に出てくる「長女」が私です。

 

重複するので簡単に説明すると、

オーナーであった父と母が

ウィーンへ移住することになったので

もともと予定されていた私への交代を

両親が日本にいる間にしてしまおう、という経緯です。

 

 

このブログを使って私が思っていることや

感じていることをお伝えし、

少しでも私のこと、メソンのことを

知ってもらうきっかけになればと思います。

 

 

私自身が一番変わったと思うことは、

すべてが自分事になったということです。

 

去年の春に大学を卒業し、約1年間働いてきた中で、

「数年後にはオーナーになる」ということは頭の片隅にありながらも

どこか他人事だったなということを

最近、初めて気が付きました。

 

例えば、何かを決めるとき、

父と母が話して二人の意見が一致していれば、

深く考えず、「それでいいか」と思うことがほとんどでした。

 

ところが、「今日からオーナーになります。」

と言われた時から、

メソンの周りの物事に対して考え、意見を持つようになった、

と自分では思っています。

(本当は最終決定までしないといけないところですが、

今のところは家族で相談して決めています。)

 

最近再放送している「下町ロケット」というドラマ

(宇宙科学開発機構の研究員だった佃航平が、死んだ父の経営していた中小企業「佃製作所」の社長となり、社員たちと共に奮闘する姿を描く。by Wikipedia)

を見ていると、同じ小さな会社のトップに立つ人間としてなのか、

いつのまにか主人公を応援してしまっている私がいます。笑

 

立場が変わると、メソンの周りどころか

ドラマの中まで自分事になるのだなと驚いています。

 

それはさておき、

これから様々なことに対して、議論を重ねていく中で、

今まで両親がメソンでのことに対して、

どのように考え、向き合ってきたかを知り、

「決める力」を養っていきたいと思います。