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10月, 2023 | 【公式】オーベルジュメソン|滋賀・何もしない贅沢を味わう籠れる宿

Story

滞在中の楽しみ方を、
周辺のスポットや季節のトピックを
交えてご紹介しています。

私たちの仕事は何か?

2023.10.14

オーベルジュメソンは創業21年を超える。

これまで、いつも「私たちの仕事はなんだろう?」と考え続けてきた。

「オーベルジュ」は、「主に郊外や地方にある宿泊設備を備えたレストランである」(Wikipedia)。

確かにそうなのだが、どうもしっくりこない。

だから考え続ける。

しかし「あぁ、こういうことだったんだ」と、思い知らされる時がある。

 

とある日に「客室ノート」に記されていた。


癌で闘病中の夫と訪れました。

4月に大きな手術をして、今は抗がん剤で治療中です。

辛い日々の中で、こんなに素晴らしい時間を与えられたことに感謝です。

聞こえるのは、風の音、虫の声、鳥のさえずり…穏やかな優しい人達。

美しい器に盛られたこの上なくおいしいお料理。

澄んだ空気…

これからもずっと、できるだけ長く二人で生きていきたい、と

改めて思わされる時でした。

苦しくても頑張っている夫に感謝とエール!

幸せな時間、ありがとう。

スタッフの皆様、ありがとうございました。


客室ノートを読んで、私たちはゲストがどんな思いやタイミングでお越しになるのかを知る。

そして、ふさわしい仕事ができていたのかどうか、振り返る。

メソンで毎日仕事をしている私たちにとっては、「メソンでの毎日」は日常。

だが、客室ノートを通して、改めて私たちは思い知らされる。

私たちの仕事は何かを。

連泊のススメ─本と温泉と景観と。

2023.10.03

家に籠っているのが好きなので、あんまり旅行に出かけない。
観光にもあまり興味がない。
しかし、たまに出かけるとすればふだん山麓に住んでいるからか、海沿いが多い。

 

自宅から車で2時間程度の範囲内だと、三重県の志摩が好きだ。
大海原だと景色に変化はないが、志摩は地形が変化に富み、小さな島も多く、複雑な景観。
鳥羽から志摩にかけては温泉もある。

 

ある日、本屋さんにでかけ6冊の本を買ってきた。
その翌日が志摩へ出発する日になったので、6冊をもって出発した。
(国内旅行はほとんどこんな感じで、いきなり予定が決まるのだ)

 

予約したホテルは、数年前に泊まったことがある。
「食事はダメだが、いごこちよくて客室からの眺めが抜群!」という印象があった。温泉もある。
出発日前日からの流れで「今回は本を読む旅」と決めていたので2連泊で、目的遂行にふさわしいホテル選びに徹した。

 

私たちにとってこの客室が「読書の旅」に適している理由①は、大きなソファがあること。
理由②海へ面した客室の幅も天地もほぼ羽目ごろしガラスであること。眺めを遮るものがない。つまりベッドで本を読んでいても、海が見える。
また、一定の制約はあるがドリンク代は宿泊料金に込みなので、好きな時にビールが飲め(理由③)、客室にはウォーターサーバーがあるので、水分補給もいつでもできる。こうした条件をそろえようとすると宿泊料金が高くなりがちだが、このホテルは「料金も私にとって心地よい」が理由④。

 

出発日のお昼に伊勢で牡蠣料理屋さんに寄った後、ホテルのチェックインから2日後のチェックアウトまで、ホテルから外出しなかった。ワイヤレスのスピーカーも持ち込んで、読書、食事、温泉。これを繰り返す。私たちにとっては日常ではない景観とともに過ごしただけなのだ。

 

その人、あるいはその時によって旅に望むものは違う。ホテルにもそれぞれ特徴があり、それぞれルールも定まっている。見極めるのはそれほど容易ではないが、予約者が自らマッチングさせるほかない。その地域を味わうことに比重をおくのか、ホテルでの時間を大切にしたいのか…。
それがミスマッチすると、ホテルにクレームが寄せられたりする。
(私たちにはかなりつらいのです)

 

オーベルジュメソンは「ここで過ごすことに意味がある施設にしたい」と願ってつくってきた。客室にはソファ、ブルーレイ・CDプレーヤー、コーヒーメーカー。そしてライブラリーもある。「籠る連泊」というスタイルのためのホテル選びの上で、メソンはかなりおすすめだと思う。(掲載している写真は2枚とも「比良別邸」。温泉はありませんが…)

公式サイトからの予約だと、2泊目以降はお一人1,100円引きです。

 

ちなみに、旅先で読んだ本はこの4冊。

 

『パリのすてきなおじさん』 金井真紀 柏書房
『なるほどの対話』 河合隼雄+吉本ばなな NHK出版
『内田樹の生存戦略』 内田樹 自由国民社
『魔法のコンパス 道なき道の歩き方』 西野亮廣 主婦と生活社

 

 

帰宅した途端、本を読まなくなってしまっていますが(笑)。

秋のメニューのご紹介

2023.10.02

秋のメニューのご紹介

 

皆様、こんにちは

季節もいよいよ秋になりつつある中、
オーベルジュメソンでは秋の味覚、旬の食材をもちいた新しいコースに変更致しました。

今回はSeasonal コースの中から抜粋してこだわりポイントやお料理のご紹介をさせて頂きます。

 

前菜

 

戻り鰹のインサラータ ソイジンジャーソース

まず1品目は、今が食べ頃の戻り鰹の皮目を香ばしく炙ったカルパッチョをご用意しております。

鰹の旬は主に2度あり、4〜5月に獲れるものは初鰹、8月〜9月に獲れるものは戻り鰹と言われております。

戻り鰹は、産卵に向けてたっぷりと餌を食べた後なので、初鰹よりもよく肥えており、脂の乗った今がまさに旬の食材です。

生姜や香味野菜を使った香り豊かなソースと共にお楽しみください。

 

パスタ

猪ラグー 牛蒡 パッパルデッレ

前菜から温前菜を挟んで3品目は、地元滋賀県で採れた猪を使ったパスタです。

ソースは、猟師さんから直接仕入れた猪のバラ肉を、赤ワインと鶏のブロード、ソフリット(主に玉葱、人参、セロリを細かく切って炒めたもの)と共に肉質が柔らかくなるまで4時間かけてじっくりと煮込んだものです。

パスタは、ボリューム感のあるソースに負けないよう、リボンのように幅の広いパッパルデッレを合わせました。トスカーナ地方の伝統的なパスタで、野うさぎや鴨などの煮込みのソースや、脂肪分の多いクリームソースなどと合わせてよく食べられています。

ソフリットには、意外な組み合わせである牛蒡を加えて、土の香りと猪の旨みたっぷりなパスタに仕上げおります。

 

お魚料理

鮮魚のサルティンボッカ

魚料理は、その日厳選した旬の鮮魚に香草のセージとイタリア産プロシュートハムを纏わせて「サルティンボッカ」をイメージした1皿です。

サルティンボッカとは、元々「口に飛び込む」という意味で、すぐに出来て美味しいというところからその名が付けられました。

糖度9度以上のフルーツトマトを使い、軽いトマトクリームソースと共にご用意しております。

この他にも以前ご紹介させて頂いた近江牛のメイン料理など全6品のコースとなっております。

是非、一度秋のコースをご堪能しにいらして下さい。

 

 

⬛Seasonalコース 全6皿

前菜
・戻り鰹のインサラータ ソイジンジャーソース

温前菜
・名残鱧のフリット 紫蘇のジェノベーゼソース

パスタ
・猪ラグー 牛蒡 パッパルデッレ


・鮮魚のサルティンボッカ

メイン
・近江牛サーロインのグリル
 トリュフとマルサラのソース 
 地元野菜のオーブン焼き
または
・鹿肉のロースト アドベリーソース

デザート
・本日のデザート

ブレッド
・フォカッチャ

 

このメニューで予約する:「Seasonalフルコース」プラン

※内容は変更になる可能性があります。

 

⬛The Mesonコース 全7皿

アミューズ
・旬のフルーツとブラータチーズの
 カプレーゼスタイル

前菜
・金目鯛と紅ズワイ蟹のクルード
 ハーブの菜園サラダ

パスタ
・猪のラグー 牛蒡 パッパルデッレ


・オマール海老と近江野菜のカルトッチョ

ソルベ
・本日のソルベ

メイン
・近江牛サーロインのグリル
 トリュフとマルサラのソース
 地元野菜のオーブン焼き
または
・鹿肉のロースト アドベリーソース

デザート
・本日のデザート

ブレッド
・フォカッチャ

 

このメニューで予約する:「TheMesonフルコース」プラン

※内容は変更になる可能性があります。