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ソムリエ見習い・勇次の日誌 | 【公式】オーベルジュメソン|滋賀・何もしない贅沢を味わう籠れる宿

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滞在中の楽しみ方を、
周辺のスポットや季節のトピックを
交えてご紹介しています。

リースリングって、どんなワイン?

2026.10.04

こんにちは、ソムリエ見習いの勇次です。

 

先日、ホールスタッフを対象に、秋のコース料理の試食とペアリングワインの試飲研修会を行いました。

 

オーベルジュメソンでは、ペアリングメニューのワインを、シェフ、オーナー、インポーター、そして私が一つのテーブルを囲み、秋のコース料理に最も合うワインはどれか、意見を交わしながら決めています。

秋のコース料理について詳しくは、こちらのページ、ペアリングメニューについてはこちらのページをご覧ください。

今回の研修会では、そうして決まったペアリングの背景や、料理とワインそれぞれの魅力をスタッフにも知ってもらい、お客様へ自分の言葉でお伝えできるようになることを目的としました。

 

その中でも特に面白かったのが、秋のペアリングに選んだ白ワイン、ランゲ・リースリングの2017年と2023年の飲み比べです。

リースリングは、ドイツを代表する白ぶどう品種。柑橘やりんごを思わせる果実味と、爽やかな酸が特徴です。

辛口から甘口まで幅広く、熟成すると蜂蜜や「ペトロール」と呼ばれる独特の香りも現れます。私自身、とても好きなぶどう品種のひとつです。

 

まず2023年を飲んでみると、柑橘を思わせるジューシーな果実味と、フレッシュで伸びやかな酸。そこにミネラル感と、リースリング特有のペトロール香が重なり、まさに「リースリングらしさ」を感じる味わいでした。

 

一方、2017年は、りんごを思わせる香りに、より強く感じられるペトロール香。さらに少し苦味があり、重厚な味わいになっていました。

同じリースリングでも、6年の時間を経ることで、ここまで表情が変わることにスタッフ一同驚きました。

 

そして面白かったのが、試飲したスタッフ全員が2023年の方が好みという結果になったこと。

 

熟成した2017年にも魅力がありますが、今回の料理や私たちの好みには、フレッシュで果実味のある2023年がより親しみやすかったようです。

 

今回の飲み比べを通して改めて感じたのは、ワインには「飲み頃」があるということ。

 

熟成していれば良い、若ければ良いというわけではありません。

料理や好みによって、ワインが一番輝くタイミングは変わります。

そんな違いをスタッフみんなで実際に体験できた、楽しい試飲会になりました。

 

オーベルジュメソンでは、秋のペアリング白ランゲ・リースリングとはまた違った魅力を持つリースリングも、ボトルでご用意しています。

 

秋の料理とともに、リースリングで季節を感じてみませんか?

秋のTheOneをさらに愉しむ、秋のペアリングメニュー

2026.09.20

こんにちは、ソムリエ見習いの勇次です。

少しずつ秋の気配を感じる季節になってきましたね。

 

オーベルジュメソンでは、秋のコース料理をより楽しんでいただけるよう、

お料理に合わせて選んだワインのペアリングをご用意しています。

 

ペアリングコースのメニューに書かれているワインの説明文は、私が書いています。

ただ、このワインの魅力、4行では書ききれない……。

もっと書いたら文字が小さくなって読みづらい……。

「どうしても、もっと伝えたい……!」

そんな葛藤をしております(笑)。

 

そこで今回は、少しでも多くの方に、秋のコースをより美味しく楽しんでいただけるよう、

メニューには書ききれなかったペアリングワインの魅力を、

もう少し詳しくご紹介したいと思います。

 

どうぞお付き合いください。

 


“ブリッコ マイオーリカ” メトード クラッシコ ブリュット ロゼ

まずは、イタリアを代表する赤ワイン「バローロ」に使われる

ネッビオーロから造られたロゼ・スパークリング。

 

力強い酸とタンニンを持つネッビオーロを、

シャンパンと同じ「瓶内二次発酵」で仕上げています。

 

凛とした酸ときめ細かな泡、ラズベリーのような赤い果実の香り。

さらに瓶内熟成によるパンのような香ばしいニュアンスも感じられます。

 

アミューズから前菜まで、料理の味わいを引き締めながら、

秋の食材の甘みや旨味を軽やかに引き立ててくれる一本です。

 

「ネッビオーロでスパークリング?」と思われるかもしれませんが、

ぜひ先入観なしで味わっていただきたいワインです。

 


ランゲ リースリング 2023 D.O.C.

続いては、ドイツにルーツを持つリースリング・レナーノから造られる白ワイン。

 

柑橘を思わせるジューシーな果実味と、フレッシュで伸びやかな酸。

そこにミネラル感と、リースリング特有の「ペトロール」と呼ばれる香りが重なります。

 

トリュフや牛蒡、茸、バターなど、香りと旨味の豊かな料理にもよく合い、

爽やかな酸が後味を軽やかにまとめてくれます。

 

前菜から魚料理まで、料理の旨味を受け止めながら、

次のひと口へとつないでくれる白ワインです。

 

リースリングというと、ドイツやフランス・アルザスを

イメージされる方もいらっしゃるかもしれません。

 

しかし、このワインはイタリア・ピエモンテの高所で造られるリースリング。

冷涼な環境で育つことで、リースリングらしい爽やかな酸と果実味がしっかりと感じられます。

 

リースリング好きの私としても、とってもタイプの一本です。

 


“フレッチャ デリ スカッキ” トルジャーノ・ロッソ・リゼルヴァ 2020 D.O.C.G.

最後は、ウンブリア州トルジャーノ村で造られるサンジョヴェーゼの赤ワイン。

 

サンジョヴェーゼといえばトスカーナのイメージが強い品種ですが、

トルジャーノで造られるものは、しなやかで丸みのあるタンニンが魅力です。

 

その柔らかなタンニンが、近江鴨などの肉料理の上質な脂と旨味を包み込み、

料理とともに優雅な余韻へと導いてくれます。

 

赤ワインの渋みも、料理と一緒に味わうことで印象がぐっと柔らかくなります。

 


料理と一緒だからこそ楽しめるワイン

今回のペアリングでは、泡・白・赤と、それぞれ異なる個性を持つワインを、

秋の「The One」コースをより美味しく愉しんでいただくことを第一に選びました。

 

ワインは料理と一緒に口にすることで、酸や香り、タンニンの感じ方が変わることがあります。

料理の味わいを引き立て、ワインの魅力もまた引き出してくれる。

そんな料理とワインの相乗効果を、私たちは「マリアージュ」と呼んでいます。

 

ソムリエ見習い・勇次の

ベストマリアージュ

今回のペアリングの中でも、ぜひ注目していただきたいのが、

ブリッコ マイオーリカと前菜の組み合わせです。

 

勘八の旬ならではの脂を、ネッビオーロらしい凛とした酸がキュッと引き締めることで、

魚の旨味がより際立ちます。

 

さらに、瓶内熟成から生まれる香ばしいニュアンスが、無花果やビーツの甘み、

土を思わせる風味と重なります。

 

きめ細かな泡とともに味わうことで、それぞれの食材の味わいが次々と現れ、

最後には心地よい余韻へと導いてくれます。

 

まさしくマリアージュ。

 

料理とワインが出会うことで、それぞれを単独で味わったときには感じられなかった魅力が生まれる。

 

そんな瞬間に立ち会えることが、ペアリングの楽しさなのかもしれません。

 

こちらは、9/12~11/30までお楽しみいただけます。

秋のコース料理とともに、ぜひペアリングもお楽しみください。

皆さまのお越しをお待ちしています。

 

秋のコース料理について詳しくは、こちらのページをご覧ください。

親しみやすいソムリエを目指して

2026.07.11

はじめまして。このたび、オーベルジュメソンの一員となりました、島田 勇次です。

妻が当館の店主を務めているご縁もあり、30歳という節目を迎え、このたびオーベルジュメソンで新たな一歩を踏み出すこととなりました。

前職では警察官として勤務し、「プロ意識を持つこと」と「相手を敬うこと」を大切に仕事に向き合ってまいりました。お客様はもちろん、ともに働く仲間や地域の皆さまへの敬意を忘れず、一つひとつの仕事に誠実に取り組んでいきたいと考えています。

また、料理とワインが織りなす時間をより深くご案内できるよう、J.S.A.ワインエキスパート資格を取得しました。現在も日々学びを重ねながら、お客様に寄り添った、話しやすく親しみやすいソムリエを目指しています。専門的な知識をお伝えするだけでなく、お客様の率直なご感想やお好みを伺いながら、一緒にワインの楽しさを共有できる存在でありたいと思っています。ディナータイムが、お客様にとって幸せなひとときとなるよう、お手伝いができれば幸いです。

私がオーベルジュメソンと深いご縁を感じるようになったのは、当館で挙行した自身の結婚式がきっかけです。結婚式の前夜、友人たちとログコテージで語り合い、笑顔あふれる時間を過ごしました。翌日は少し飲み過ぎてしまい、まぶたが閉じた写真ばかりになってしまいましたが、それも含めて今では大切な思い出です。

あの日、メソンが私にとって忘れられない場所になったように、ここで過ごす時間が、お客様にとっても自然の豊かさや食の喜びに触れ、いつまでも心に残る特別なひとときとなるよう、精一杯お手伝いをさせていただきます。

皆さまとお会いできる日を、心より楽しみにしております。

 


妻の店主より追記です。

 

多くの方にお読みいただき、ご来館時にもお声がけいただくことが増えました。

 

しかしながら、私たちには幼い子供がおり、基本的に夜は夫婦どちらかが自宅におります。

 

その為、ワインエキスパートがサービスできない日もありますので、

ご理解いただけますと幸いです。