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2021春。ウイーン移住への記録 第12回

2020.05.13

オーベルジュメソンの経営を、

まったくの素人から夫婦で始めて18年が経ちます。

そんな僕たち夫婦が1年後の2021年春、

ウイーンへ移住し、開業することが決まりました。

この連載は、移住までの顛末を記録していきます。

「今の暮らしを変えたい!」なんていう希望をお持ちの方々に、

なにかのお役に立てればとリアルタイムに書いていきます。

 

ちなみに移住までは、夫婦ともメソンで仕事をしております。

その後のオーベルジュメソンの経営は、わたしたちの長女が引き継ぎます。

(このブログはあくまで夫の観点から書いていきます。

妻の観点は直接お聞きください・笑)

────────────────────────────────

 

オーストリア大使館商務部の〇〇〇〇(注・実名省略)さんとの1往復のメールの翌日、

日本語での会話が成り立つのかという、一抹の不安を抱えながら大使館へ電話してみます。

最初に電話に出られたのは、おそらく日本人、女性の方でした。

「〇〇さん、いらっしゃいますか?」

「お待ちください」

しばらくすると

「オーストリア大使館商務部の〇〇〇〇(以下、Dさん)です」と、

多少外国なまりはあるものの、まったく会話に不安を感じさせない、

そんなレベルの日本語でした。

もしかすると、名前のまえに「お世話になります」なんていう、

日本のビジネス会話の定型句がついていたかもしれません。(笑)

 

この電話の用件は、Dさん側が確認したいことを聞き取る、ということですが、

まずは、簡単なDさんの自己紹介です。

商務部には何人かのスタッフがいるが、今回のケースは自分が担当するということ。

実際には、オーストリアへの企業進出を支援する「オーストリア経済振興会社(ABA)」(第10回参照)がサポートを行なうが、

日本の常駐スタッフをDさんが兼任しているのだということ。

この振興会社は、オーストリア政府が100%出資していて、

サポート費用は無料だということ、などが説明されます。

 

その後は、私たちの日本での事業、ウイーンで考えている事業のイメージと時期、

ウイーンでの現経営者の事業内容や、こちらが手続きを進めていく上での確認したい内容など、

メールでお知らせしてある内容プラスアルファの確認を会話したということになります。

 

Dさんは、「今、確認させていただいた内容を、ウイーンの本部へ報告して、指示を待ちますので、

しばらくお時間をいただきます」と。20分程度の会話だったと思います。

 

私たちのケースは、特に難しそうな案件ではなさそうですが、

Dさんはあくまで日本での「窓口」というポジションなんでしょう。

その後の、先方の組織内部の工程を想像すると、

今回の会話についての返信は、早くとも1週間はかかるんだろうなーとイメージしていました。

今のところ、急ぐ必要はありませんから、時間がかかるのは織り込み済みです。

 

ところがその2日後、Dさんから返信が届きます。

とっかかりの時もそうでしたが、

予想以上に対応が早いのには驚きます。

そのメールは、こんなものでした。

────────────────────────────────

 

オーベルジュメソン
渡辺 様

お世話になっております。
貴社の海外出店に関しオーストリアへの進出をお考えいただき、
ありがとうございます。

本件について、ABA本部からの回答をご報告させていただきます。

基本的には、アートギャラリーを経営するにはビジネスライセンスが
必要なので、先ずこの商用ライセンスを得ることが
重要なポイントです。
もし、取得が難しそうな場合、そういったライセンスを
持っている方を採用し、そのまま営業することも可能です。

また、現代の状況を確かめるため、
以下いくつかお伺いさせていただきます。

法務面や税務面などでの質問にお答えするには、
現在ビジネスオーナーに関する詳細情報が必要です。

特に次のような項目の情報が不足しています:

• 現在のGallery Store社の法的形態
• 2021年4月以降の所有者(買収・賃貸・経営)

税務とビザに関する課題も法的形態によって異なるので、
お差支えなければ、
現在のオーナーさんに連絡させていただきたいと思います。
恐れ入りますが、
お名前、住所、電話番号、Emailといった連絡先を
いただければ幸いです。

ご質問等ございましたら、
ご遠慮なくお問い合わせください。
 
引き続きよろしくお願いいたします。

オーストリア大使館商務部
商務官
〇〇〇〇

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一読して、いくつかの疑問が湧きます。

すばやい対応はありがたいのですが、

不理解や正確さに欠けている部分を含んでいるんじゃないか、ということです。

 

 

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