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2021春。ウイーン移住への記録 第20回

2020.09.28

オーベルジュメソンの経営を、
まったくの素人から夫婦で始めて18年が経ちます。
そんな僕たち夫婦が1年後の2021年春、
ウイーンへ移住し、開業することが決まりました。
この連載は、移住までの顛末を記録していきます。
「今の暮らしを変えたい!」なんていう希望をお持ちの方々に、
なにかのお役に立てればとリアルタイムに書いていきます。

ちなみに移住までは、夫婦ともメソンで仕事をしております。
その後のオーベルジュメソンの経営は、わたしたちの長女が引き継ぎます。
(このブログはあくまで夫の観点から書いていきます。
妻の観点は直接お聞きください・笑)
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さて、ケンブリッジ英語検定の受験日当日。

 

会場は、日本での実施団体である河合塾京都校。

自宅からもっとも近い会場です。

試験開始は14時からですが、お昼ご飯を直前に食べると試験中に眠くなりそうでしたから、

早めに京都入りして、11時にランチスタート。

14時までの間は、場所を移してコーヒーを飲みながら、

苦手なヒアリング用の音声をひたすら聞くことにしました。

(途中、意識が飛んでいた時間があったようです。おかげで頭がすっきりします)

 

さて、会場へ。

定員30人ほどの教室に入りますが、受験番号がはられた机は5つだけ。

この日のこのレベルの受験生は、5人だけのようです。

あとから残りの受験生が入ってきましたが、高校生か、浪人生か。

みんな10代の様相です。

先におじさん一人が座っているので、

みんな「会場をまちがえたんじゃないか?」と、一様に動揺します。

 

この受験生の少なさは、

日本でのケンブリッジ英語検定の不人気ぶりを表すのか、

実施時期のタイミングが外れているのか。

事情はよく分かりませんが、

試験監督や、会話試験の試験官の人件費すら賄えてないやんと、

余計な心配をしてしまいます。

 

さて、本番の試験内容ですが、

回答用紙はもちろん、試験用紙も事後にすべて回収です。

 

もちろん詳細は記憶にありませんが、

イギリスから取り寄せた3冊、あるいはネット上に存在していた模擬問題集は、

内容・テーマ・難易度など、本番の問題をよく分析されたものでした。

繰り返しやる意味があると実感しました。

 

なお、こうした問題集は1回1回答え合わせをするのではなく、

答えっぱなしのまま繰り返すと、

いつも新鮮に問題に向かえるというコツがあります。

 

さて、リーディング、ライティング、ヒアリングの3つの試験の後、

会話の試験が始まります。

 

番号順に2名づつ呼ばれ、別会場へ。

事前に試験本番の様子が録画された動画で見ていたように、

試験の進行役が1人、採点役が1人。受験生が2人の4人が会場にいます。

 

ちょっと驚いたのは、進行役の女性が日本人の名前を持つ日本人だったこと。

その女性が自身の自己紹介で、「My neme is Yamada Hanako」と名乗ったことです。

(もちろん名前は仮名です。覚えていません)

 

参考動画は、おそらくすべてイギリスで収録されたものなのでしょうが、

試験官はすべてネイティブなのではないかと、思っていました。

 

しかし日本人の試験官の姿をみて、やはりほっとします。

わずかなことですが、これが母国で外国語の試験を受けるメリットなのだと思います。

 

英語で、日本人がどう名乗るのか?

教科書通りなら「Hanako Yamada」でしょう。

その逆でもいいんだという議論は耳にしたことはありますが、

一応、教科書通りで心構えをしています。

 

ところが、試験官は「My neme is Yamada Hanako」。

その後「あなたのお名前は?」(英語で)と聞いてきます。

ぼくは、「えっ?」っと声に出してしまいました。

 

試験官は聞き取れなかったのかと判断したのでしょう、

「あなたのお名前は?」再度質問です。

ちょっと迷った上で、

「My neme is Suzuki Ichiro」と答えました。

(これも仮名です。もちろん本名を名乗りました)

 

もう一人の高校生は、同じ質問に

「My neme is Ichiro Suzuki」です。

 

このやり取り、採点担当者はどう聞いていたのでしょう?

 

さて、3つか4つ程度の試験官からの質問に答えます。

その後、受験生2人に同じ5つの絵が提示され、

それぞれに「好き嫌い」を表明し、それはどうしてかを伝えながら、

2人で会話してください、と言われます。

 

この形式は、ぼくたちの場合うまくいきませんでした。

どうしても、試験官にしゃべってしまい、

隣の高校生への質問や意見にならないのです。

また、彼が自信なさげにもぞもぞしゃべるので、

ほとんど聞き取れないのも要因です。

 

ですから、試験官が助け舟をだして、会話の進行を始めます。

 

この試験。どう評価されるのか、さっぱりわかりませんが、

とくかくよくしゃべれました。

直前の3~4日間程度の短い準備でしたが、

想定問題のテーマのすべてを、自分の仕事や生活に基づいて想定回答を英語でつくった上で望みました。

(短時間の独学でしたので、発音は切り捨てました)

実際の質問は、想定問題とは違うものが多かったのですが、

この訓練が役立ったといえます。

 

例えば、こんなことです。

「あなたは映画を見ることが、好きですか、嫌いですか。それはどうしてですか?」

「あなたは猫が好きですか、嫌いですか。それはどうしてですか?」

好きか嫌いかは、素直な気持ちですから、すぐに反応できるでしょう。

でも、「どうして映画を見ることが、好きなのか?」

「どうして猫が嫌いなのか?」という問いの答えは、

日常の生活の中で、普通会話になりませんから、ちょっと考えないといけない。

 

試験本番では、「ちょっと考える」という時間はありません。

考えていると「質問がわかっていない」と判断されてしまうからです。

 

さて、この検定試験は全体の7割の得点で、合格です。

発表は11月上旬。

手ごたえはどうだった?と聞かれますが、

「さっぱりわからない」と答えています。

これ、正直な感想です。

 

 

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