木下満さん&町子さん ご夫妻



今回お話を聞かせて頂いたのは、少年野球チームの監督を務める新郎、木下満さんと元保育士さんの新婦、町子さん。ご家族やご親族皆さんのほとんどが地元にお住まいのお2人。
インタビューをお願いしたところ、私たちに出来ることは何でもさせて頂きます!と快く引き受けて頂きました。今日はアルバムやDVDや資料もみんな持って来ましたとお2人がご来館された昼下がり。オーナーとスタッフ(み)を交えてお話を伺いました。



<出来上がったアルバムを見ながら>


(町子さん)写真アルバムと映像DVDを、家族とも見たのですが、さすがプロ!という感じで、本当に皆の表情や、あ、こんなシーンがあったんだと当日自分たちでは分からなかったこと、見えてなかったことがたくさんあって、何度も繰り返し見ています。


(メソン:以下M)アルバムや映像に映っている皆さんが、いい表情をされていますね。


(満さん)集合写真も、人数が多かったので心配していましたが、1人一人の顔がしっかりと映っていてよかったです。




まず、結婚式のイメージというか、事前に何か持たれてましたか?



(町子さん)あまり特別なイメージはなかったですね。結婚が決まれば、式はするものというか、儀式としてお決まりのものという捉え方でした。


(満さん)同じ感じです。結婚式はやろうとは思っていて、ただ、えっと、あの、実は僕、成人式のときに僕は白の袴が着たいと思っていたんです。ですが実際には袴は着れなくて、結婚式には着れたらいいなとずっと思っていました。


(町子さん)えっ、そうやったん?


(満さん)でも結婚式の衣装選びは、やっぱり新婦が主役と思っていたので、僕はタキシードやなと袴はあきらめていました。


(町子さん)衣装選びは少し時間がかかりました。幸い担当の方と話もあって、何度も親切に話も聞いてくれたので、数回見に行きました。そのうちにウエディングドレスよりも先に、好きな色の赤と黒の入った和イメージのカラードレスを見つけて、凄く気に入ったので、先にそちらが決まったんです。そして満くんに、このカラードレスだったら、和装とか袴とかでも合うかもねって話しかけて。


(満さん)じゃあ、袴!これで袴が着れる!と思いました。(一同笑)


(町子さん)そーいうことやったんだ!このインタビューで今初めて知りました。それで袴を選ぶときに、「色は白で!」ってめめちゃくちゃ決めるの早かったんだ。担当の方が他にもいろいろありますけれども、と言いかけてはるのに、「いや、白で!」って。(満さん、苦笑い)




会場選びからスタート



まず、メソンを会場に選ぶまでは、どんな進み具合だったのですか?


(町子さん)地元の会場は、知人が働いておられたりしたので、最初にそこでの話を聞きました。他にもいろいろと調べようと思っていたところ、友人が結婚情報誌を渡してくれたんです。その情報誌でメソンさんを初めて知りました。そこからウエディング情報のカウンターにも相談に行ったら、そこでもメソンを紹介されたので、見学を申し込みました。


メソンに見学に来たときに、建物の雰囲気がいいなと感じて、それから一番最初に、結婚式をする意味、家族、親族、友人が一同に集合する一日にどんな意味を持たせるのかというコンセプトとかの話をしてもらって、それまで考えたことがなかったので、あーそうかと。


メソンでの今までの結婚式の具体例を聞きながら、自分たちのコンセプトとして2人のことをさらによく知ってもらうこと、皆さんに感謝を伝えること、そして、ゲスト同士も仲よくなってもらえるといいなと一日の意味が浮かんで来ました。そこから単なる儀式の結婚式から、私の中で「自分たちの結婚式を是非やりたい!」と変わりました。


(M)そういえば、お話の途中で急にテンションが上がりましたよね。満さんはどうでしたか?


(満さん)メソンのこの雰囲気はとても気に入りました。ゲスト予定の人数が少し多くなりそうだったので、会場(フロア)が少し狭いかなということと、交通のアクセスが少し心配でしたが、それ以外は全く大丈夫という印象でした。
地元の会場と迷いましたが、自分たちらしい結婚式が出来るのはメソンだなと彼女もとても気に入っていたので、メソンでしようと決めました。


(M)ご両親やご家族は、会場選びで何かおっしゃってましたか?


(満さん)両親は結婚式の主役は新婦やから、新婦が決めてくれたらいいし、決まったことを言ってくれたらいいという感じでした。


(町子さん)会場を決めたときには特に何も。双方の両親と一緒にランチに来たときに、父親は雰囲気とかとても気に入ったみたいで、森のエントランスから入場したらどうや?おもしろそうやん、とか話してましたし。


(満さん)メソンに決めてから、町内でお祭りがあって、「私たちもメソンで結婚式したよ!」という人が2組もおられてびっくりしました。



結婚式の準備のプロセス



(M)そこから準備がスタートしますが、担当した私から見ても結婚式「プロジェクト」という感じで、町子さんが打ち合わせで持参されるノートやファイルのまとめ方が素晴らしかったのが印象に残っています。


(町子さん)まずはゲストのリストアップと招待状準備ということで、ゲストリストをノートにして、ご夫婦か、お子様連れは、とか交通手段は何か、食事で注意するところはとかの情報が一覧出来るものをまとめました。招待状は、メソンさんにこれまでの見本を見せてもらって、全部手作りにしたい!と決めました。


ただ具体的には、「満さんの好きな色の赤、黒と赤い糸、野球、車」を表現した何かということだけが決まって、そこからなかなか進みませんでした。私は仕事も辞めていたので、時間は大丈夫!と準備作業に取り組みましたが、煮詰まることも多くて。


(M)でも、結構順調というか、順番にひとつひとつ進んでいるように見えましたよ。


(町子さん)準備の途中で、私がいろいろと作業をしているのを見て、ご両親が、大丈夫か?準備大変そうやなと声をかけてくれることがあって、私としては自分の想いを込めて手作りをしているということ自体が楽しかったのですが、傍目からは大変そうに見えているのかなと感じることはありました。





(満さん)打ち合わせの度に、自分たちの準備が上手くいっているのか見えなくなっていたところがあってその時にメソンさんに、準備項目の交通整理をしてもらって、「大丈夫ですよ!順調です」と言ってもらえたことが凄く支えになりました。


(町子さん)結婚式前日には、ちょっとしたことで大げんかがありましたが、当日の朝に婚姻届を出して、時間がまだ早かったので、(満さん)近くのコンビニの駐車場で、まだ2人の挨拶の練習してないなと。


(町子さん)当日は、感謝を伝えるというコンセプトを私なりに表現するために、挨拶は紙を読みながらではなく、ゲストの顔をちゃんと見ながら、覚えて挨拶をしたいという気持ちが強かったので、練習しました。






本番で特に印象に残っているものは何でしょうか?



(満さん)余興で職場の先輩が歌ってくれた歌ですね。オリジナルの歌を作ってくれて感動しました。


(町子さん)私は、やはり以前の職場(保育士)で担当した園児たちがサプライズで会場に来てくれたことです。本当に何も知らなかったので、しかもたくさん来てくれて(当日は28人もの卒園生を含む元園児も登場された)


(M)お2人に内緒のサプライズのお申し出が実は複数あったんです。途中、パーティでするものと2次会に回って頂くものと交通整理をさせて頂いて、サプライズ2つに集約して。内緒のサプライズですから、お2人の打ち合わせでも当然しゃべれない訳で、お2人向けの進行表と実際の進行表の2パターンを作りまして。
そんなことで、サプライズを挟むために進行上、すこし急いで進める形になりました。


(町子さん)一番の友人が席にいなくて。あれ?どこ行ったのかな?って聞いてたんです。彼女がサプライズを進行してくれていたんですね。



(満さん)ゲストからのリレースピーチでは、会場が盛り上がっていて、皆さんにじっくりと聞いてほしかったところがあったのですが、いつもこんな感じなのでしょうか?


(町子さん)私たちはスピーチを聞いていたのでよかったのですが、後からDVDを見ても、結構みんな会話してて。


(M)当日の雰囲気は本当にいろんなパターンがありますが、お2人の場合は私たちの想像以上に、ゲストの皆さんの交流が活発でした。会場が盛り上がるか、2人に注目、前に注目という感じになるかはそのどちらかというのが私たちの経験上の印象です。お2人の場合は、とてもゲストの皆さんも楽しまれていて、会場が盛り上がる形となったんだと思います。


(町子さん)確かにゲスト同士が盛り上がってくれているのは凄くうれしかったです。
一般的な結婚式は高砂の席に新郎新婦が座っていて、ゲストは高砂席を見ているだけという感じですが、ビュッフェスタイルの料理ということもあって、ゲストも私たちも自由に席を立っていて、その動きの流れで会話も弾んでという雰囲気で、これこそパーティという感じで良かったです。


ゲスト同士の会話が交流の輪を生んだパーティ



(満さん)ビュッフェ料理を取に行かなさそうなおじさんも、美味しい!美味しい!と料理を何度も取りに行っているのも意外でした。


(M)あの会場の雰囲気は、会場側が仕掛けようと思ってもなかなか出来るものではないです。
普段からの人間関係、つきあい方がベースにあっての当日だったという気がします。私たちから見ても、お2人とご家族、ご親戚、ご友人との関係は非常に密なんだろうなと感じたのですが、普段はいかがですか?


(町子さん)うちの家も、おじいちゃん、おばあちゃんが居る大家族だったこともあって、仲はよいと思います。
それぞれの友達のことも話するし、親戚のおじさん、おばさんとも旅行に行ったりという付き合いです。
満くんは本当に身近の人からも、無口であまりしゃべらないと思われていますが(笑)年上からは信頼されて、年下からは慕われているという感じですね。少年野球の子供達からも、またPTAからも信頼されているのがわかります。


当日に感じたことは、私はこんなにも皆から大切に思われてきたんだなということと、集まってくれた人たちは皆私にとってとても大切な人なんだと再確認出来ました。


(M)町子さんのお父さんが、パーティ中しきりに「町子、愛されとんなあ」とおっしゃってましたよ。


(満さん)僕たちもゲスト同士も交流が出来てよかったという感想をもらって嬉しかったです。






結婚式を終えて、改めてご感想は?



(満さん)2人の顔を見てもらえて、それは顔そのものばかりじゃなくて、こんな人なんだなとか、こんな職場、友人に囲まれている人なんだなということを知ってもらえて、ご近所で出会ったりしても、「あの式はよかったよ!」と声をかけてもらったりするようになりました。


(町子さん)準備も含めて、あの一日があって、2人が夫婦として生活をはじめた今、私たち2人の関係にとっても、周囲との関係も含めて、なんというかとても楽しめてるんです!あの一日があったからこそ、今楽しく暮らせているという一日でした。


(満さん)僕たち2人も、準備の中で、本音が言えるようになったというか、それまでも決して隠し事があるとかでは全くないのですが、より何でも話が出来るようになりました。





これからの後輩カップルへのアドバイスをお願いします。



(満さん)うーんと。「やってみたら、良さがわかるよ!」


(町子さん)やりたいと思っていることは、とにかく一度口に出してみること。一度相談してみることで一緒に実現に向けて考えてくれるところだし、2人らしさや本当の意味でのオリジナルの結婚式が出来て、意味を考えながら、相談して出来るとてもいいところです、という感じですね。






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お話は、大げんかの原因はという「実は話」なども出てインタビュー以降も盛り上がりました。
私ばっかりがしゃべっていますねという中、さらりと「今の生活を楽しめているのは、あの一日があったから」という町子さんのはじける笑顔が印象的でした。




「結婚式をする理由」それは結婚のセレモニー(儀式)にとどまらない。
仕事や都合を調整をして、ゲストが一同に集う結婚式の一日。
結婚式自体には意味はないのかもしれないけれど、
人生の中で奇跡的と言える、その一日にどんな意味を込めるのか。
そして、その一日を体験することによって、それからの人生の時間に
影響を与えるエネルギーを持っているということを教えてくれたお2人


今結婚式をするカップルは入籍人数の約半数となったと言われています。
「結婚式に意味はあるのか?」「儀式ならいらない」と疑問に感じている人に、
このインタビュー内容が届いてくれたらいいなと強く願う気持ちにさせてくれました。
ありがとうございました。


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